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木の台の上、黄色いホルダーに収まった21700と18650の円筒形リチウムイオン電池

写真:18650 and 21700 lithium ion battery cell.jpg by Sevenethics (CC0 1.0, cropped), via Wikimedia Commons.

リチウム電池は飛行機に持ち込めますか?

日本での機内持ち込み条件つきで可
日本での預け荷物条件つき

日本ではリチウム電池は条件つきで機内持ち込みと預け荷物のどちらにも入れられます。

機内持ち込み:できます。条件があります。100Wh以下の予備のリチウムイオン電池は個数の制限がありません。100Whを超えて160Wh以下は1人あたり2個までで、160Whを超えるものは持ち込めません。予備のリチウム金属電池はリチウムの量が2g以下に限ります。予備の電池は1個ずつショートしないよう保護してください。預け荷物:機器の中に入っている場合だけできます。電池を入れたままのスマートフォン・カメラ・ノートパソコンは預け荷物にできます。リチウムイオン電池が2.7Whを超える場合は電源を完全に切ってください。

日本発・日本国内の便でのリチウム電池

リチウム電池のルールは航空局の制限品リストによるもので、国内線でも国際線でも同じです。

リチウム電池(予備の電池・機器の中の電池):日本での機内持ち込みと預け荷物
場所可否条件
機内持ち込み条件つきで可できます。条件があります。100Wh以下の予備のリチウムイオン電池は個数の制限がありません。100Whを超えて160Wh以下は1人あたり2個までで、160Whを超えるものは持ち込めません。予備のリチウム金属電池はリチウムの量が2g以下に限ります。予備の電池は1個ずつショートしないよう保護してください。
預け荷物条件つき機器の中に入っている場合だけできます。電池を入れたままのスマートフォン・カメラ・ノートパソコンは預け荷物にできます。リチウムイオン電池が2.7Whを超える場合は電源を完全に切ってください。機器から外した電池を含め、予備のリチウム電池は預け荷物に入れられません。

この2個は、100Whを超える予備の電池とモバイルバッテリーを合わせて数えます。医療機器を除き、2gを超えるリチウム金属電池は機内にも預け荷物にも入れられません。機器の中でも単体でも同じです。

リチウム金属かリチウムイオンか、機器の中か予備か:分け方

日本のリストは、まずリチウム電池の種類を見て、次にどこにあるかを見ます。機器の中か、予備として単体か、モバイルバッテリーの中かです。

リチウム金属はグラム、リチウムイオンはワット時
日本のリストでは、2種類を別の単位で分けています。リチウム金属電池はリチウムの量で分け、線は2gです。リチウムイオン電池(リスト上はリチウムイオンポリマー電池も含む)はワット時で分け、いちばん上の線は160Whです。JALのFAQでは同じ分け方を、使い捨てタイプと充電式タイプというわかりやすい名前で書いています。
JAL:リチウム電池だけを預け荷物にはできない
JALの国内線のFAQでは、リチウム電池やリチウムイオン電池を単体で預け荷物にはできないとしています。予備の電池、機器から外した電池、電池を内蔵した充電器も同じ答えです。機内持ち込みでは、JALは100Wh以下の充電式の電池を個数の制限なく認めています。
ANAは国のリーフレットに無い数を決めています
航空局のリーフレットでは、100Wh以下の予備の電池の個数に上限はありません。ANAのFAQでは上限があり、この大きさの予備は1人あたり20個まで、機内持ち込みだけです。ANAは機器の数も決めていて、2g以下のリチウム金属電池か160Wh以下のリチウムイオン電池を内蔵した機器は1人あたり15個までです。
機器の中に入れて預けるとき:スリープではなく電源を切る
機器の中のリチウム電池は預け荷物にできます。日本のリストで電源を完全に切るよう求めているのは、リチウム金属が0.3gを超えるか、リチウムイオンが2.7Whを超える場合だけです。スカイマークのFAQでは、スリープやスタンバイのままの機器は受け付けないとして、主電源を切るよう求めています。
ワット時の記載が無いモバイルバッテリー
ANAのFAQによると、市販のモバイルバッテリーの多くにはワット時の表示がありません。値がわからないものは、機内持ち込みも預け荷物もできません。計算は定格容量(Ah)×定格電圧です。ANAの例では、2500mAhで10.8Vの電池は27Whになります。
韓国は5個まで、オーストラリアはリチウム金属の予備の数を決めています
個数の決まりは国によって変わります。韓国のリストでは、100Wh以下の予備のリチウムイオン電池は1人5個まで機内に持ち込めて、6個からは航空会社の承認が要ります。オーストラリアのCASAは、リチウムの量が2g以下の使い捨ての予備のリチウム金属電池を2個までにしています。

リチウム電池:国ごとのルール

リチウム電池の機内持ち込みの可否は、調べたほかの8つの国と地域すべてで同じです。ただし上限そのものは同じではないため、出発する国の行を確認してください。

リチウム電池(予備の電池・機器の中の電池):国ごとの機内持ち込みと預け荷物のルール
出発国機内持ち込み預け荷物当局の説明
日本航空局条件つきで可条件つきで可予備のリチウムイオン電池は、100Wh以下なら個数の上限はありません。100Whを超えて160Wh以下は1人あたり2個までで、160Whを超えるものは持ち込めません。 出典
米国TSA条件つきで可条件つきで可予備のリチウム電池:機内持ち込みだけです。リチウムイオンは1個あたり100Whまで、リチウム金属は2gまで。航空会社の承認があれば101〜160Whの予備を2個まで持ち込めます。機器の中に入っていれば、電源を完全に切って預け荷物にできます。TSAの項目:機器の中の100ワット時以下のリチウム電池、100ワット時を超えるリチウム電池 出典
EU欧州委員会、EASA条件つきで可条件つきで可予備の電池とモバイルバッテリー:機内持ち込みだけで、預け荷物には入れられません。1個ずつショートを防ぐ保護をし、合わせて1人2個までです。預け荷物に入れる機器は電源を完全に切ってください。ワット時の上限もあります。 出典
英国英国政府条件つきで可条件つきで可予備のリチウム電池:機内持ち込みだけで、1個ずつショートを防ぐ保護をします。航空会社の承認なしで持ち込めるのは100Wh(リチウムイオン)か2g(リチウム金属)まで。100Whから160Whは承認が必要で、2個までです。機器の中に入っていれば預け荷物にできます。 出典
韓国国土交通部 航空保安365条件つきで可条件つきで可予備のリチウム電池:機内持ち込みだけで、端子を絶縁します。リチウムイオン100Wh以下は1人あたり5個まで。100Whから160Whは航空会社の承認で2個まで。予備のリチウム金属電池は2g以下。機器の中に入っていれば機内持ち込みも預け荷物もできます。 出典
台湾民用航空局条件つきで可条件つきで可携帯型の電子機器の中のものも含め、リチウム電池は預け荷物にも機内持ち込みにも入れられます。ただし予備のリチウム電池とモバイルバッテリーは機内持ち込みだけです。100Whを超えて160Wh以下は航空会社の承認が必要です。 出典
香港民航処条件つきで可条件つきで可予備のリチウム電池:機内持ち込みだけで、預け荷物には入れられません。100Whを超えて160Wh以下の予備のリチウムイオン電池は航空会社の同意が必要です。携帯型の電子機器の中のリチウム電池は、機内持ち込みも預け荷物もできます。 出典
中国本土CAAC条件つきで可不可リチウム電池:機内持ち込みだけで、預け荷物には入れられません。100Wh以下はできます。100Whを超えて160Wh以下は航空会社の承認が必要で、1人あたり2個まで。160Whを超えるものは持ち込めません。予備の電池は1個ずつショートを防ぐ保護をしてください。 出典
オーストラリア内務省、CASA条件つきで可条件つきで可予備のリチウム電池:機内持ち込みだけで、1個ずつショートを防ぐ保護をします。100Whを超えて160Wh以下のリチウムイオンは航空会社の承認が必要で、2個まで。2g以下の予備のリチウム金属電池は2個まで。機器の中なら機内持ち込みも預け荷物もできます。CASA Pack Rightの項目:予備の電池・リチウムイオン(充電式)・100Wh以下、予備の電池・リチウムイオン(充電式)・100Wh超160Wh以下、リチウムの量が2gまでの充電できないリチウム金属電池(予備) 出典

各行は、その当局自身のページに基づいています。航空会社はより厳しい基準を設けていることがあり、最終的な判断は保安検査の担当者が行います。

日本の保安検査でリチウム電池が通らない場合

対応方法
保安検査場に着く前に、上記の預け荷物の制限内でリチウム電池を預け荷物へ移してください。成田空港によると、保安検査場で手放したものは廃棄され、返却されません。

よくある質問

リチウム電池は飛行機に持ち込めますか?

日本発・日本国内の便では:できます。条件があります。100Wh以下の予備のリチウムイオン電池は個数の制限がありません。100Whを超えて160Wh以下は1人あたり2個までで、160Whを超えるものは持ち込めません。予備のリチウム金属電池はリチウムの量が2g以下に限ります。予備の電池は1個ずつショートしないよう保護してください。預け荷物:機器の中に入っている場合だけできます。電池を入れたままのスマートフォン・カメラ・ノートパソコンは預け荷物にできます。リチウムイオン電池が2.7Whを超える場合は電源を完全に切ってください。機器から外した電池を含め、予備のリチウム電池は預け荷物に入れられません。

日本では飛行機にリチウム電池をいくつ持ち込めますか?

大きさによります。日本のリーフレットでは、100Wh以下の予備のリチウムイオン電池に個数の上限はありません。100Whを超えて160Wh以下は、同じ大きさのモバイルバッテリーを持っていなければ2個までです。リーフレットには航空会社がもっと厳しいルールを決めることがあるとも書かれていて、ANAのFAQでは小さい予備は1人あたり20個までです。

単三形のリチウム電池は飛行機に持ち込めますか?

できます。ただし機内持ち込みだけです。使い捨てのリチウム単三電池はリチウム金属電池です。JALのFAQでは、使い捨てタイプはリチウムの量が2g以下なら機内に持ち込めるとしていて、日本のリストでもこの大きさの予備は機内持ち込みだけです。オーストラリアのCASAには単三以下の大きさの予備のリチウム金属電池の項目があり、機内持ち込みで2個までです。

日本から飛行機に乗るとき、予備のリチウム電池はどう詰めればいいですか?

1個ずつ保護して、機内持ち込みにします。日本政府の案内は、ショートによる火事を防ぐため、むき出しの端子に絶縁テープを貼るか、電池を1個ずつポーチやケースに入れるよう求めています。ANAのFAQも同じ方法を挙げていて、端子にテープを貼るか、絶縁のためにビニール袋に入れるとしています。

日本ではモバイルバッテリーは予備のリチウム電池に数えられますか?

いいえ。2つは別に数えます。日本のリーフレットでは、モバイルバッテリーはほかの機器を充電するための物、予備の電池はデジタルカメラなどの機器の替えの電池と定めています。4月24日から、モバイルバッテリーは1人あたり2個までです。ANAのFAQでは、160Whまでならワット時にかかわらず上限は2個としています。

TSAはリチウム電池の機内持ち込みを認めていますか?

予備のリチウム電池:機内持ち込みだけです。リチウムイオンは1個あたり100Whまで、リチウム金属は2gまで。航空会社の承認があれば101〜160Whの予備を2個まで持ち込めます。機器の中に入っていれば、電源を完全に切って預け荷物にできます。

英国やヨーロッパではリチウム電池を機内持ち込みできますか?

英国:予備のリチウム電池:機内持ち込みだけで、1個ずつショートを防ぐ保護をします。航空会社の承認なしで持ち込めるのは100Wh(リチウムイオン)か2g(リチウム金属)まで。100Whから160Whは承認が必要で、2個までです。機器の中に入っていれば預け荷物にできます。EU:予備の電池とモバイルバッテリー:機内持ち込みだけで、預け荷物には入れられません。1個ずつショートを防ぐ保護をし、合わせて1人2個までです。預け荷物に入れる機器は電源を完全に切ってください。ワット時の上限もあります。

あわせて読む

このページの出典

すべて表示(15件)
  1. 国土交通省航空局 — 機内持ち込み・預け荷物の制限品目(2026年4月24日更新)
  2. 国土交通省航空局 — 航空機をご利用の皆様へ:モバイルバッテリーの持ち込みについて(2026年4月24日からのルール)
  3. TSA — What Can I Bring?:機器の中の100ワット時以下のリチウム電池
  4. EASA — 危険物(Dangerous goods)
  5. 英国民間航空局(UK Civil Aviation Authority)— 持ち込める物・制限される物について
  6. Aviation Security 365(MOLIT/KOTSA)— 機内持ち込み制限品目:バッテリー
  7. 台湾民航局 — 旅客および乗務員が持ち込める危険物
  8. 香港民航処 — 航空旅客向けの荷造りのヒント:旅客と乗務員が持ち込む危険物に関する規定
  9. CAAC — 航空旅行の基礎知識(航空旅行常识)
  10. CASA — Pack Right:予備の電池・リチウムイオン(充電式)・100Wh以下
  11. ANA — 国内線の持ち込み・預け入れ条件付き品目
  12. ANA — FAQ:リチウムイオン電池を内蔵した電子機器とモバイルバッテリーの扱い
  13. 日本の政府広報オンライン — 飛行機に持ち込めないもの(2026年版)
  14. 日本航空 — FAQ(国内線):リチウム電池やリチウムイオン電池は預け荷物にできますか?
  15. スカイマーク — 荷物について:お客様からよくお問い合わせいただく内容