新幹線の指定席と自由席の違いは?料金の差と座れる号車
料金は2026年10月14日(水)分をJR東海の検索で調べたものです。このサイトの東京から大阪への新幹線ルートのページに、大人1人・片道の料金として載せています。ほとんどの列車で差額はわずかです。実際に決め手になるのは、日付と荷物とジャパン・レール・パスです。
指定席と自由席を比べる
指定席を買うと、1本の列車で番号の決まった座席が1つ取れます。自由席は乗る日ならどの列車でも、自由席の車両の空いた席に先着順で座れます。きっぷや券売機にも「指定席」「自由席」と書かれています。
下の表は、東京から新大阪までの東海道新幹線で指定席と自由席を比べたものです。
| 項目 | 指定席 | 自由席 |
|---|---|---|
| のぞみ(東京〜新大阪) | 14,720円 | 13,870円 |
| ひかり707号(東京〜新大阪) | 14,400円 | 13,870円 |
| 季節による料金 | 通常期に対して+400円/+200円/-200円 | 1年中変わらない |
| 座席 | 1本の列車で番号が決まった席1つ | 先着順 |
| 車両(16両編成) | 自由席以外の普通車すべて(グリーン車は8〜10号車) | のぞみは1〜2号車、ひかりは1〜5号車、こだまは1〜6号車と13〜16号車 |
| 161〜250cmの荷物 | 特大荷物スペースつき座席を予約 | 特大荷物スペースつき座席はない |
| のぞみが全席指定の日 | 予約した座席 | デッキに立って乗るだけ |
| ジャパン・レール・パスでひかり・こだまに乗る | 追加料金なし | 追加料金なし |
JR東海ツアーズの東海道新幹線の座席・自由席車両ガイドには、もう少し細かい話が載っています。東海道新幹線はすべて16両編成で走り、グリーン車は8〜10号車です。普通車の指定席は一部のこだまを除くすべての列車にあります。同じガイドでは、東京から新大阪までのひかりの自由席を13,870円としています。のぞみと同じ金額です。
指定席は買う時期が大事です。駅の窓口や券売機では、乗車日の1か月前の同じ日の10時から発売が始まります。スマートEXとエクスプレス予約では、一部の座席を1年前の5時30分から発売します。窓側や前後の端の列など、人気の席から先に売れていきます。
普通車は、指定席でも自由席でも、下の写真のように3列(A・B・C)と2列(D・E)の座席配置です。追加料金で買えるのは、座り心地ではなく確実に座れることです。
指定席のきっぷには、乗り遅れたときの決まりもあります。JR東海の訪日旅行者向け東海道新幹線ガイドに、乗り遅れたときの扱いが載っています。同じ日の同じ区間なら、後の列車の自由席に乗れます。オンラインで予約したQRきっぷは、発車の4分前まで無料で変更できます。

料金差はルートと季節で変わる
530円という差額は規則で決まっています。JR東海の自由席特急料金規則では、自由席特急料金を通常期の指定席料金から530円引いた額としています。JR東日本とJR九州も同じく530円引きです。そのためこのサイトのデータベースでは、ひかりとはくたかの差額がどのルートでも530円です。
のぞみは違います。東京から博多までの間では、のぞみやみずほの自由席料金は、ひかり・さくら・こだまの自由席料金と同じです。JRはこれを特別急行料金と呼んでいます。のぞみの指定席料金はひかりの指定席料金より高いため、距離が長くなるほど差額が広がります。

| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ひかり・こだま・はくたか(全ルート) | 530円 |
| 東京〜名古屋(のぞみ) | 740円 |
| 東京〜大阪(のぞみ) | 850円 |
| 福岡〜広島(のぞみ) | 1060円 |
| 京都〜広島(のぞみ) | 1170円 |
| 大阪〜福岡(のぞみ) | 1270円 |
| 東京〜広島(のぞみ) | 1380円 |
| 東京〜福岡(のぞみ) | 1590円 |
図の差額は、このサイトの区間データベースから取りました。東京から名古屋への新幹線ルートでは、のぞみの指定席が11,300円、自由席が10,560円で、差額は740円です。東京から広島は指定席19,760円、自由席18,380円で、差額は1,380円です。もっとも差額が大きいのは東京から福岡への新幹線ルートで、指定席23,810円、自由席22,220円なので1,590円安くなります。
季節によっても料金は変わりますが、これは指定席だけの話です。JR東海の季節別指定席特急料金規則では、最繁忙期に400円、繁忙期に200円を上乗せします。閑散期は200円安くなります。いずれも通常期の指定席料金を基準にした金額です。

図に季節ごとの料金の変わり方をまとめました。自由席の料金は1年中変わりません。そのため、最繁忙期には差額が400円広がり、閑散期には200円縮まります。
どの日がどの区分にあたるかは、2種類のカレンダーで決まります。JR東日本の季節別指定席料金とカレンダーのページに両方が載っています。
- JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州:2026年度の最繁忙期は5月1日から6日、8月7日から8日と15日から16日、9月18日から23日、2026年12月29日から30日、2027年1月2日から3日
- JR東日本・北陸新幹線・北海道新幹線:最繁忙期は1月1日から6日、4月27日から5月6日、8月10日から19日、12月28日から31日
- JR九州:在来線と西九州新幹線には閑散期がありません
この4段階の区分は、わりと最近できたものです。JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州は2023年4月1日に最繁忙期を足しました。JR東日本はそれより早く、2022年4月1日から同じ仕組みです。

自由席はどの車両か
JR東海は短い一覧を出しています。東海道新幹線のふだんの自由席は、のぞみが1〜2号車、ひかりが1〜5号車、こだまが1〜6号車と13〜16号車です。この一覧は変わる場合があると断っています。JR東海ツアーズによると、ひかりは一部の列車で号車が違い、こだまは列車ごとに号車が変わります。
のぞみは自由席の余裕がもっとも少ない列車です。1〜2号車の座席数は1本あたり165席しかないのに、時刻表の大部分をのぞみが占めています。このサイトの東京から大阪へのルートのページでは、2026年10月14日の東京駅発はのぞみ116本、ひかり28本、こだま11本です。
JR東海ツアーズは、座るためのコツを2つ挙げています。始発駅から乗るか平日の日中に移動すると、座れる見込みが高くなります。ひかりとこだまは、ふだんのぞみより空いています。のぞみとひかりの違いは、このサイトののぞみとひかりの比較を見てください。
駅では発車案内板を確認してください。列車名は色分けされていて、のぞみは黄色、ひかりは赤、こだまは青です。案内板には発車時刻、行き先、ホームも表示されます。

北陸新幹線は事情が違います。写真のかがやきは全席指定です。そのためこの路線の自由席料金は、かがやきより遅いはくたかの料金になります。このサイトの東京から金沢への新幹線ルートでは、かがやきの指定席が14,600円、はくたかの自由席が14,070円です。東京から長野は、かがやきの指定席が8,450円、あさまの自由席が7,920円です。ほかの違いは、このサイトのかがやきとはくたかの比較を見てください。
かがやきが満席のときは、JRが立席特急券を売ることがあります。JR東海の規則では、通常期の指定席料金から530円引いた額です。自由席特急料金と同じです。

図に覚えておきたい3つをまとめました。何号車か、どの列車か、全席指定の日はどうなるかです。のぞみ以外の列車は、ひかり・こだま・みずほ・さくら・つばめも含めて1年中自由席があります。
のぞみが全席指定になる日(2026〜27年)
日によっては、のぞみの自由席がまったくなくなります。

JR東海によると、連休中は写真のようなホームが何時間も混雑します。そのためJR東海とJR西日本は、決まった日に東京〜博多のすべてののぞみを全席指定にします。のぞみ全席指定の期間についてのJR東海のお知らせによると、この期間は1・2号車が自由席から指定席に変わります。2026年度は8つの期間があり、そのうち4つはすでに終わっています。
| 期間 | 日程 | 状況 |
|---|---|---|
| ゴールデンウィーク | 2026年4月24日〜5月6日 | 終了 |
| お盆 | 2026年8月7日〜16日 | 終了 |
| シルバーウィーク | 2026年9月18日〜23日 | 終了 |
| スポーツの日の連休 | 2026年10月10日〜12日 | 終了 |
| 勤労感謝の日の連休 | 2026年11月21日〜23日 | これから |
| 年末年始 | 2026年12月25日〜2027年1月5日 | これから |
| 成人の日の連休 | 2027年1月9日〜11日 | これから |
| 春分の日の連休 | 2027年3月20日〜22日 | これから |
残る4つの期間は、2026年11月21日から23日、2026年12月25日から2027年1月5日、2027年1月9日から11日、2027年3月20日から22日です。この時期に移動するなら、指定席を予約してください。この時期にほかに何が混むかは、このサイトの日本の11月の祝日と日本の年末年始のページを見てください。
自由席のきっぷでも乗車はできますが、座席には座れません。のぞみ全席指定についてのJR東海の英語のお知らせによると、立ってならのぞみに乗れます。グリーン車(8〜10号車)には入れません。立って乗る人は、ふつう普通車のデッキにいるよう案内されます。混雑する列車では、まったく乗れないこともあります。
自由席のきっぷは、乗る前に指定席へ変更できます。JR東海によると、指定席への変更は1回まで手数料がかからず、差額を払うだけです。主要駅の窓口で聞くか、変更に対応した券売機を使ってください。
この期間に指定席を取ったのぞみに乗り遅れたときは、2つの選び方があります。のぞみの普通車のデッキに立って乗るか、同じ日のひかり・こだま・みずほ・さくら・つばめの自由席に乗ります。
これらの日は、東海道新幹線のカレンダーでも料金が高い日です。JR東日本のページでは11月20日から23日を繁忙期としていて、指定席は通常期より200円高くなります。年末年始は12月29日から30日と1月2日から3日が最繁忙期です。12月25日から28日・12月31日・1月4日は繁忙期です。
大きなスーツケースとジャパン・レール・パス
大きな荷物があるなら、指定席を選ぶことになります。このサイトの区間のページに決まりをまとめています。サイズは縦・横・高さの合計です。
- 160cmまで:頭上の荷物棚を使えます。予約は要りません
- 161cmから250cm:きっぷを買うときに特大荷物スペースつき座席を予約してください
- 予約なし:予約せずに特大荷物を持って乗ると、1,000円の手数料がかかります
- 250cm超:列車に持ち込めません
JR東海ツアーズによると、特大荷物スペースつき座席は、7号車と11号車を除く各指定席車両の最後列です。料金は普通の指定席と同じです。自由席の車両にはこの座席がないので、大きなスーツケースがあるなら自由席のきっぷは使えません。スポーツ用品・楽器・車椅子・ベビーカーは、大きさにかかわらず予約が要りません。160cmまでの荷物は、3・5・7・9・13・15号車のデッキにある荷物置き場にも置けます。
身軽に移動したいなら、このサイトの日本で荷物を送る方法のページを見てください。荷物を先にホテルへ送る方法を説明しています。

ジャパン・レール・パスなら、写真のさくらのような対象の列車では迷いません。このサイトのジャパン・レール・パスのガイドにあるとおり、指定席に追加料金はかかりません。予約は券売機かJRのきっぷ売り場でできます。パスをオンラインで買った場合は公式サイトでも予約できます。7日間の普通車用パスは、公式サイトで50,000円です。
このパスはのぞみとみずほには使えません。2023年10月1日からは、追加のきっぷを買えば乗れるようになりました。のぞみ・みずほ利用券のページでは、東京から新大阪が4,960円、東京から名古屋が4,180円です。このサイトのデータベースでは、東京から博多が8,140円です。
このきっぷには、指定席を選んだほうがよい決まりが3つあります。
- 同じ料金:グリーン車・指定席・自由席のきっぷはすべて同じ料金です
- 1回ごとに必要:のぞみやみずほに乗るたびに新しいきっぷが必要です
- 払い戻し手数料:指定席は340円、自由席は220円です
普通車用パスでは、グリーン車用の利用券は買えません。全席指定の日に自由席ののぞみ・みずほ利用券だと、立って乗ることになります。JR東海は、パスを持つ人に指定席の事前予約を勧めています。
どちらを買えばいい?
ほとんどの旅行者は2つの質問で判断できます。下の図に順番にまとめました。

次の場合は指定席を予約してください。
- 2026年11月21日から23日など、全席指定の日にのぞみに乗る
- 荷物のサイズが合計161cmから250cmある
- ジャパン・レール・パスを持っている(指定席でも追加料金がかからないため)
- 指定席のみのかがやきに乗る
- 同行者の隣に座りたい、または富士山側のE席など座席を選びたい
全席指定の日以外なら、ひかりやこだまは自由席で十分です。530円安くなります。どの列車に乗るかまだ決まっていない日にも向いています。その日ならどの列車にも使えるからです。始発駅から乗ると、いちばん座りやすくなります。
のぞみでは、東京から名古屋の740円から東京から福岡の1,590円まで、安くなる額はもっと大きくなります。ただし、同じきっぷを持つ人全員で1〜2号車の165席を分け合うことになります。

指定席と自由席、日本在住の98人がふだん乗るのは
2026年10月13〜14日に、日本在住の人へ旅の選び方32項目のネット調査をしました。130人が答えました。機械で書いたような回答・日本の外からの1件・食い違う回答の大半を除き、98人ぶんを集計しています。下の割合は、ほかの人数を書いていない所ではこの98人の中での割合です。日本を旅行する人全体の割合ではありません。32項目の結果と聞き方はこちら。
新幹線では60.2%(59人)がふだん指定席を選び、19.4%(19人)が自由席を選びます。12.2%(12人)は季節やルートによると答えました。
44.9%(44人)は、年末年始や連休にはのぞみが全席指定になり自由席の車両が無くなることを知っていました。訪日客に伝えたいことを聞いたところ、座席について2人がこう書いています。
「スーツケースを持って乗るなら特大荷物エリア付きの席を予約した方が良い」
— 40代女性、関東(東京都以外)
「自由席は避けたほうがいい。」
— 60代男性、近畿


新幹線の指定席と自由席に関するよくある質問
新幹線の自由席はどれくらい安い?
通常期なら、ひかり・こだま・はくたかで530円安くなります。のぞみでは、740円(東京から名古屋)から1,590円(東京から福岡)安くなります。最繁忙期は指定席が400円高くなりますが、自由席の料金は変わりません。
全席指定の期間中でも、自由席のきっぷでのぞみに乗れる?
乗ることはできますが、座ることはできません。JR東海の決まりでは、自由席のきっぷなら普通車のデッキに立って乗れます。グリーン車(8〜10号車)には入れません。ひかり・こだま・みずほ・さくら・つばめは、その日も自由席の車両があります。
新幹線で大きなスーツケースがあるとき、指定席が必要?
はい、荷物の合計サイズが161cmから250cmある場合は必要です。きっぷを買うときに特大荷物スペースつき座席を予約すれば、指定席と同じ料金で済みます。予約していないと1,000円の手数料がかかり、250cmを超える荷物は持ち込めません。
ジャパン・レール・パスなら指定席は無料?
はい、ひかり・こだま・さくらなど、パスの対象となる列車では無料です。のぞみとみずほに乗るときは、のぞみ・みずほ利用券を買います。指定席も自由席も同じ料金です。東京から新大阪は4,960円です。



