新幹線のグリーン車と指定席の違いは?4,870円の差と座席の広さ
いずれも通常期の大人片道の料金です。グリーン車の料金はJR東海ツアーズの新幹線座席タイプ案内の値です。JR東海ツアーズはJR東海グループの会社で、料金は2026年10月13日に確認しました。普通車指定席の料金はこのサイトの各路線ページの値で、2026年10月14日(水曜日)の列車をJRの検索で調べたものです。
グリーン車も普通車も同じ列車なので、速さも着くホームも同じです。払うのは座席とそこに付くものの分で、着く時間は変わりません。
グリーン車と普通車を比べる
下の表でグリーン車と普通車を並べました。東海道新幹線の東京から新大阪までの値です。上の行から料金、座席の場所、座席の設備の順に見てください。
| 項目 | グリーン車 | 普通車指定席 |
|---|---|---|
| 東京から新大阪、のぞみ | 19,590円 | 14,720円 |
| 東京から新大阪、ひかり | 19,270円 | 14,400円 |
| 東海道新幹線の号車 | 8号車から10号車 | それ以外の号車(のぞみは1号車と2号車が自由席) |
| 座席幅(N700S) | 480mm | 440mm(A・C席)、460mm(B席) |
| N700Aのコンセント | 全席の肘掛けに設置 | 窓側の席と各車両の最前列・最後列だけ |
| N700Sのコンセント | 全席に設置 | 全席に設置 |
| 座席の設備 | 読書灯、フットレスト、レッグウォーマー | 座席背面テーブル、フック |
| 特大荷物スペースつき座席 | 最後列、事前予約制 | 最後列、事前予約制(7号車・11号車は対象外) |
| 子ども | 運賃は半額、グリーン料金は大人と同額 | 運賃と特急料金が半額(6歳から11歳) |
普通車の座席は3人掛け(A・B・C席)と2人掛け(D・E席)です。JR東海ツアーズによると、真ん中のB席はほかの普通車の席より少し広くなっています。グリーン車は列車の真ん中の8号車・9号車・10号車です。
下の写真は東海道新幹線の標準的な普通車の様子です。通路の片側に3人掛け、もう片側に2人掛けの座席が見えます。

普通車では指定席と自由席を選べます。のぞみの自由席は1号車と2号車で、東京から新大阪までの自由席の料金は13,870円です。普通車の指定席と自由席で迷っている場合は、このサイトの新幹線の指定席と自由席のページを見てください。多くの旅行者が実際に迷うのは普通車指定席とグリーン車なので、このページではこの2つを比べます。
グリーン車だけの特典もあります。のぞみとひかりのグリーン車では、座席のQRコードから飲み物や食べ物を注文できます。スタッフが席まで届けてくれます。車内販売は2023年10月に終わったので、普通車に乗るときは乗る前に食べ物を買っておいてください。
6ルートで見るグリーン車と普通車の価格差
6ルートについてグリーン車の料金を調べ、このサイトの路線ページにある指定席料金と比べました。すべて大人1名、片道、通常期の料金です。
| ルートと列車 | グリーン車 | 普通車指定席 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 東京から新大阪、のぞみ | 19,590円 | 14,720円 | 4,870円(33%) |
| 東京から新大阪、ひかり | 19,270円 | 14,400円 | 4,870円(34%) |
| 東京から京都、のぞみ | 19,040円 | 14,170円 | 4,870円(34%) |
| 東京から名古屋、のぞみ | 14,960円 | 11,300円 | 3,660円(32%) |
| 新大阪から広島、みずほ | 14,610円 | 10,950円 | 3,660円(33%) |
| 新大阪から博多、のぞみ | 22,090円 | 16,020円 | 6,070円(38%) |
このグラフは差額だけを並べたもので、距離が長いほど差が大きくなるのが分かります。いちばん長い新大阪から博多は、差額も6,070円でいちばん大きくなります。

| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 東京〜新大阪(のぞみ) | 4870円 | 33%高い |
| 東京〜新大阪(ひかり) | 4870円 | 34%高い |
| 東京〜京都 | 4870円 | 34%高い |
| 東京〜名古屋 | 3660円 | 32%高い |
| 新大阪〜広島(みずほ) | 3660円 | 33%高い |
| 新大阪〜博多 | 6070円 | 38%高い |
この差額は決まった計算で出ます。JR東海のきっぷのルール(グリーン料金)では、グリーン車に乗るときの特急料金は、その日の普通車指定席の特急料金から530円引きです。そこに距離で決まるグリーン料金を足します。東京から京都なら14,170円から530円を引き、5,400円のグリーン料金を足して19,040円です。
どのルートも同じ計算です。東京から名古屋と新大阪から広島はグリーン料金がどちらも4,190円なので、差額はどちらも3,660円です。新大阪から博多はグリーン料金が6,600円なので、差額は6,070円になります。
下の写真は、東海道新幹線でいちばん新しい車両のN700Sが東京駅に止まっているところです。このページの座席幅はこの車両の値です。

スマートEXでネット予約すると少し安くなります。スマートEXの会員なら、グリーン車は東京から京都まで18,840円、東京から名古屋まで14,760円です。新大阪からは広島まで14,410円、博多まで21,890円です。
このサイトには各ルートのページがあり、時刻と終電を載せています。東京からは新幹線で東京から大阪、東京から京都、東京から名古屋のページを見てください。大阪からは大阪から広島と大阪から福岡のページを見てください。
北陸新幹線で金沢へ行く場合は、JR東日本の料金表を使います。JR東日本のグリーン・グランクラス料金表では、東京から金沢までのグリーン料金は6,990円です。このサイトの東京から金沢の路線ページによると、かがやきの指定席は14,600円です。
座席、コンセント、荷物スペース
この図はグリーン車の座席に付くものをまとめたものです。座席が広くなり、電源と明かりと足を休める場所が付きます。

JR東海のN700S車両ページに座席幅が載っています。グリーン車の座席幅は480mmです。普通車はA席とC席が440mm、B席が460mmです。車いすスペースのところの座席は430mmです。
N700Sのグリーン車座席には次のものが付いています。
- 新しいリクライニング機構。
- スライド式の背面テーブルと、肘掛けに収納したテーブル。
- 読書灯。
- レッグウォーマーとフットレスト。
- 多目的フック。
N700Sの普通車座席にも新しいリクライニング機構、フック、座席背面テーブルが付いています。読書灯、レッグウォーマー、フットレストはグリーン車だけの設備です。
コンセントの場所は車両によって違います。JR東海の新幹線車内設備ページによると、N700Sは全席にコンセントがあります。N700Aはグリーン車の全席にありますが、普通車は窓側の席と各車両の最前列・最後列だけです。N700Aの窓側の席はコンセントが足元にあるので、JR東海ツアーズは1.5mのケーブルを勧めています。車両ごとの違いは、このサイトの新幹線のコンセントのページを見てください。
写真はグリーン車の車内です。幅の広い座席とフットレストを見てください。

普通車について1点だけ注意があります。JR東海によると、N700Sの11号車の12ABDE席と13ABDE席は少し幅が狭くなっています。
大きな荷物のルールはグリーン車も普通車も同じです。縦・横・高さの合計が160cmから250cmの荷物がある場合は、特大荷物スペースつき座席が必要です。JR西日本のN700系座席案内によると、この座席は普通車指定席とグリーン車の各車両の最後列にあります。7号車と11号車にはありません。座席の追加料金はかかりませんが、予約せずにこの大きさの荷物を持ち込むと1,000円の手数料がかかります。160cm以下の荷物は予約がいりません。3号車、5号車、7号車、9号車、13号車、15号車のデッキにある荷物置き場に置けます。
富士山を見たいなら、席のアルファベットに気をつけてください。普通車はE席、グリーン車はD席が富士山側です。上りでも下りでも同じです。
グリーン車より上のスプリームクラスとグランクラス
グリーン車より上のクラスは2つあり、走る路線が違います。
スプリームクラスは2026年10月1日に東海道新幹線で始まった個室です。JR東海のスプリームクラスのページによると、広さは2種類あります。7号車は2人まで、10号車は1人用です。東京から新大阪までのぞみに乗る場合、7号車の個室は60,790円、10号車の個室は42,390円です。東京から名古屋は47,060円と32,660円です。どれも大人・片道・通常期の料金で、2026年6月17日時点の値です。
スプリームクラスはスマートEXでしか予約できず、スマートEXの会員登録が必要です。7号車の個室に2人で乗る場合、2人目は同じ列車のきっぷを自分で買います。座席の種類はどれでもかまいません。すべての料金は、このサイトのスプリームクラスのページにあります。
グランクラスがあるのは東北・北海道新幹線(E5系・H5系)、北陸新幹線(E7系・W7系)、上越新幹線(E7系)です。JR東日本のグランクラス案内によると、1両に乗れるのは18人だけで、座席は最大45度までリクライニングします。
写真はJR東日本の列車のグランクラスの車内です。

東京から金沢までのグランクラス料金は、グランクラス(A)のかがやきが17,990円です。ほかの列車はグランクラス(B)で、11,190円です。グランクラスの座席があっても、アテンダントがいなくて飲み物と軽食も出ない列車があります。やまびこ、はやて、なすの、はくたか、あさまの全列車と、東京と仙台の間を走るはやぶさです。JR東海のきっぷのルールのページにも、グリーン料金の表はグランクラスには使わないと書かれています。
グリーン車の料金とチケットの仕組み
グリーン車に乗るには、特急券と一緒にグリーン券を買います。みどりの窓口では「グリーン券」と伝えてください。買う順番は下の図のとおりです。

グリーン料金は乗る距離で決まります。下の表はJR東海、JR北海道、JR四国と、JRの会社をまたぐ乗車で使います。北陸新幹線を除くJR西日本も同じ表です。
- 100kmまで:1,300円。
- 200kmまで:2,800円。
- 400kmまで:4,190円。
- 600kmまで:5,400円。
- 800kmまで:6,600円。
- 801km以上:7,790円。
グラフは同じ段階を図にしたもので、距離が延びると料金がどれだけ早く上がるかが分かります。

| 項目 | 値 |
|---|---|
| 100kmまで | 1300円 |
| 200kmまで | 2800円 |
| 400kmまで | 4190円 |
| 600kmまで | 5400円 |
| 800kmまで | 6600円 |
| 801km以上 | 7790円 |
JR東日本の中だけを乗る場合も、最初の4段階は同じです。そのあとは700kmまでが5,600円、701km以上が6,600円です。どちらの表でも、グリーン料金は大人と子どもで同じです。
スマートEXは東海道・山陽・九州新幹線のネット予約サービスで、英語のサイトもあります。スマートEXの座席の種類と季節ごとの料金のページによると、普通車指定席、グリーン車、自由席を予約できます。乗る日の1年前の午前5時30分から、出発の4分前まで予約できます。乗る前なら何度でも無料で列車を変えられます。出発前に払いもどすと320円かかります。
料金は季節によって変わります。通常期と比べると、閑散期は大人1人あたり200円安くなります。繁忙期は200円高くなり、最繁忙期は400円高くなります。
ジャパン・レール・パスにもグリーン車用があります。公式サイトでは7日間のグリーン車用が70,000円、7日間の普通車用が50,000円です。パスではのぞみとみずほに乗れません。乗るときは、パスを持つ人向けの専用のきっぷを買います。このきっぷの値段はグリーン車でも普通車でも同じで、東京から新大阪まで4,960円です。すべての料金は、このサイトのジャパン・レール・パスのページにあります。

どちらの席を選ぶか
たいていの旅は、次の2つで決まります。
グリーン車が向いているのは次の場合です。
- 長く乗る場合。新大阪から博多は最速でも2時間28分かかり、グリーン車にすると6,070円高くなります。
- N700Aでパソコンを使いたい場合。N700Aの普通車は、通路側と真ん中の席にコンセントがありません。
- 足を伸ばしたい、フットレストや読書灯を使いたい場合。
- グリーン車用のジャパン・レール・パスをもう持っている場合。
普通車指定席が向いているのは次の場合です。
- 短く乗る場合。東京から名古屋は最速で1時間33分で、グリーン車にすると3,660円高くなります。
- 3人で旅行して同じ列に座りたい場合。3人掛けの列があるのは普通車だけです。
- 費用を抑えたい場合。N700Sなら普通車でも全席にコンセントがあります。
大きなスーツケースがあっても答えは変わりません。どちらの席でも、縦・横・高さの合計が161cmから250cmの荷物は特大荷物スペースつき座席の予約が必要です。身軽に動きたい場合は、宅配便で荷物を送るサービスでスーツケースを先に送ってください。
座席と同じくらい、列車の種類も大事です。東京から新大阪までのグリーン車は、のぞみが19,590円、ひかりが19,270円です。どれだけ時間が短くなるかは、このサイトののぞみとひかりの比較を見てください。

グリーン車と普通車、日本在住の98人の答え
2026年10月13〜14日に、日本在住の人へ旅の選び方32項目のネット調査をしました。130人が答えました。機械で書いたような回答・日本の外からの1件・食い違う回答の大半を除き、98人ぶんを集計しています。下の割合は、ほかの人数を書いていない所ではこの98人の中での割合です。日本を旅行する人全体の割合ではありません。32項目の結果と聞き方はこちら。
新幹線のグリーン車に乗ったことがある人は33.7%(33人)でした。自分で料金を払った人が24.5%(24人)、会社のお金で乗った人が9.2%(9人)です。この33人のうち、追加料金に見合う・どちらかといえば見合うと答えた人は72.7%(33人中24人)でした。見合わないと答えた人は、どちらかといえばを含めて6.1%(33人中2人)です。
回答者全員にグリーン車の良いところを聞くと、多かったのは席が広い(45.9%)、静か(37.8%)、足元が広い(31.6%)でした。ふだんは、普通車の指定席をよく使う人が60.2%(59人)、自由席が19.4%(19人)、グリーン車が2.0%(2人)でした。
「足元が広いので、身長が高い私でも足腰が痛くならずに目的地まで行くことができて良かったです。」
— 50代男性、東京
「席が広く、静か。たった2時間なら普通指定で十分。」
— 60代男性、東京



新幹線のグリーン車と普通車のよくある質問
新幹線のグリーン車は高いぶんの価値がある?
東京から新大阪までのぞみに乗ると、普通車指定席より4,870円(33%)高くなります。その分、幅480mmの座席と読書灯、フットレストが付きます。東京から名古屋のように短い区間では、差額は3,660円ですが、その席に座っている時間も短くなります。
東海道新幹線でグリーン車はどの号車?
東海道新幹線はどの列車も8号車、9号車、10号車です。一部の列車には7号車と10号車にスプリームクラスの個室もあります。
子どもはグリーン車の座席料金が安くなる?
6歳から11歳の子どもは、運賃と特急料金が半額です。グリーン料金は大人も子どもも同じなので、グリーン車では子どもの割引が小さくなります。
ジャパン・レール・パスでグリーン車に乗れる?
はい、グリーン車用のパスがあれば乗れます。公式サイトでは7日間で70,000円で、普通車用の50,000円より高くなります。のぞみとみずほに乗るときは、パスを持つ人向けの専用のきっぷが別に必要です。



