のぞみとひかりの違いは?33分と320円の差
ここに出てくる時間と料金は、このサイトの区間データベースのものです。2026年10月14日水曜日のJRの検索結果と、同じ日のJR東海の時刻表をもとに、大人1人の片道で出しています。どちらの列車も同じ東海道新幹線の線路を、同じ16両編成で走ります。差が出る理由は2つです。止まる駅の数と、指定席の料金の違いです。

写真の列車のように、のぞみとひかりは外から見ても区別がつきません。代わりに発車案内板の列車名を見てください。JR東海の訪日旅行者向け東海道新幹線ガイドによると、表示の色はのぞみが黄色、ひかりが赤、こだまが青です。案内板は日本語と英語が交互に出ます。日本語しか出ていないときは数秒待ってください。
のぞみとひかりを比べる
のぞみとひかりの違いは、1つの区間で見るとわかりやすくなります。下の表は、東海道新幹線を東京から新大阪まで通して乗った場合の比較です。
| 項目 | のぞみ | ひかり |
|---|---|---|
| 所要時間 | 2時間21分(最速) | 2時間54分(ひかり707号) |
| 指定席 | 14,720円 | 14,400円 |
| 自由席 | 13,870円 | 13,870円 |
| 1日の運行本数 | 155本中116本 | 155本中28本 |
| 停車駅数(17駅中) | 6駅 | 列車により8〜11駅 |
| 自由席車両 | 1号車・2号車 | 1号車〜5号車 |
| ジャパン・レール・パス | 4,960円の専用チケットが必要 | パスの対象 |
| 全席指定の日 | 自由席なし | 自由席はいつも通り利用可 |
特に大事なのは3つの行です。のぞみが速いのは、17駅のうち6駅にしか止まらないからです。ひかりは自由席車両が1号車〜5号車で、のぞみの1号車・2号車より多くなります。そしてジャパン・レール・パスはひかりには使えますが、のぞみは対象外です。
運行本数でものぞみが上です。2026年10月14日のJR東海の時刻表では、東京から新大阪を走る155本のうち、のぞみが116本(75%)、ひかりが28本(18%)、こだまが11本(7%)です。予定を立てずに東京駅に行っても、次の列車はたいていのぞみです。
3つめの種類のこだまは、17駅すべてに止まります。ひかりが止まらない新富士・掛川・三河安城のような小さな駅へ行くには、こだまが必要です。大きな都市の間を移動するなら、いちばん時間がかかります。
料金の仕組みはどちらの列車も同じです。東京から新大阪までのぞみの指定席14,720円は、運賃8,910円と特急料金5,810円を合わせた額です。6歳から11歳の子どもは、どちらの列車でも運賃と特急料金がそれぞれ半額です。


のぞみとひかりの料金と時間、7つの区間で比較
7つの区間で、最速ののぞみと号数を決めたひかりを比べました。ひかりは、このサイトの区間データベースが午前の移動に載せている列車を使っています。東京を10:03に出るひかり707号、新大阪を10:18に出るひかり646号、京都を10:07に出るひかり702号です。

| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 東京〜大阪:のぞみ | 141分 | |
| 東京〜大阪:ひかり | 174分 | ひかり707号 |
| 東京〜京都:のぞみ | 127分 | |
| 東京〜京都:ひかり | 154分 | ひかり707号 |
| 東京〜名古屋:のぞみ | 93分 | |
| 東京〜名古屋:ひかり | 118分 | ひかり707号 |
| 大阪〜名古屋:のぞみ | 47分 | |
| 大阪〜名古屋:ひかり | 67分 | ひかり646号 |
上の図は4つの区間の所要時間です。のぞみは新大阪まで33分、京都まで27分、名古屋まで25分速くなります。新大阪と名古屋の間では20分です。下の表では、料金とさらに3つの区間を足しています。
| 区間 | のぞみ | ひかり | のぞみの差(短縮・増額) |
|---|---|---|---|
| 東京から新大阪 | 2時間21分、14,720円 | 2時間54分、14,400円 | 33分、320円 |
| 東京から京都 | 2時間7分、14,170円 | 2時間34分、13,850円 | 27分、320円 |
| 東京から名古屋 | 1時間33分、11,300円 | 1時間58分、11,090円 | 25分、210円 |
| 新大阪から名古屋 | 47分、6,680円 | 1時間7分、6,470円 | 20分、210円 |
| 京都から名古屋 | 33分、5,910円 | 35分、5,700円 | 2分、210円 |
| 新大阪から新横浜 | 2時間3分、14,390円 | 2時間35分、14,070円 | 32分、320円 |
| 京都から新横浜 | 1時間49分、13,500円 | 2時間17分、13,180円 | 28分、320円 |
京都から名古屋の行だけは様子が違います。のぞみは33分、ひかり702号は35分で、差はわずか2分です。これくらい短い区間なら、先に出る列車に乗ってください。
料金の差は指定席の分だけです。自由席はどちらの列車も同じ料金で、東京から新大阪まで13,870円、京都まで13,320円、名古屋まで10,560円です。席を指定すると、ひかりは530円上がります。のぞみは長い区間で850円、名古屋発着の区間で740円上がります。これが320円と210円の差の理由です。
つまり自由席なら、のぞみはひかりより高くなりません。追加の210円や320円を払うのは、席を指定するときだけです。
ひかりにも速い列車と遅い列車があります。2026年10月13日のJR西日本の時刻表によると、東京から新大阪までのひかり28本の所要時間は2時間48分から3時間06分で、真ん中の値(中央値)は2時間54分です。その日いちばん速いのはひかり661号で、東京を19:30に出て新大阪に22:18に着きます。JR東海ツアーズでは、ひかりの所要時間を約3時間としています。

上の写真のように、どちらの列車も富士山の近くを通るので、景色はどちらを選んでも同じです。JR東海のガイドでは、富士山がよく見える席として普通車のE席、グリーン車のD席を勧めています。
それぞれの停車駅
のぞみの停車駅はわかりやすいです。東京から新大阪の間では、どののぞみも東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪にしか止まりません。1964年に開業した552.6kmの路線の17駅のうち6駅です。一部ののぞみは、そのまま西の山陽新幹線へ乗り入れます。

図に3つの列車の止まり方をまとめました。ひかりはのぞみと同じ6駅に必ず止まります。列車によっては、小田原・熱海・三島・静岡・浜松・豊橋・岐阜羽島・米原のうちいくつかにも止まります。
JR東海ツアーズの東海道新幹線「列車種別ごとの停車駅」のページに、おおよその本数が載っています。日中は静岡・浜松・岐阜羽島・米原にひかりが1時間に1本ほど止まります。小田原・三島・豊橋は2時間に1本ほどで、熱海は1日に数本だけです。
止まり方は列車ごとにかなり違います。2026年10月13日のJR西日本の時刻表では、東京から新大阪までのひかり28本の止まり方が11通りに分かれます。どれも17駅のうち8〜11駅に止まります。小さな駅へ行くためにひかりに乗るときは、その列車がその駅に止まるか前もって確かめてください。

新大阪が東海道新幹線の終点です。さらに西へ走る列車は山陽新幹線に入ります。ジャパン・レール・パスの決まりはそこでも同じです。対象はひかりとさくらで、のぞみとみずほは対象外です。
新大阪より西では、ひかりは少なくなります。このサイトのデータベースでは、2026年10月14日の京都から広島の列車60本のうち、ひかりはわずか3本です。のぞみは1時間36分で11,940円、ひかり703号は2時間9分で11,300円です。

自由席車両と全席指定の日
東海道新幹線の列車はすべて16両編成で、グリーン車は8号車から10号車です。ふだんの日は、のぞみの自由席は1号車・2号車です。ひかりは1号車〜5号車が多いですが、列車によって違います。こだまは1号車〜6号車と13号車〜16号車です。
自由席は早い者勝ちで、きっぷの日付の日ならどの列車にも乗れます。窓口や駅員には、自由席か指定席かを伝えてください。

新横浜の写真のように、ホームでは各号車のドア位置の目印に並びます。のぞみの自由席なら1号車・2号車の目印へ、ひかりなら1号車〜5号車の目印へ行ってください。
最も混む日には、のぞみはすべて全席指定になります。JR東海が1号車・2号車を指定席に切り替えるので、1列車あたり165席の自由席が指定席になります。この決まりは東京から博多までのすべてののぞみが対象です。この期間も、ひかり・こだま・みずほ・さくら・つばめの自由席はいつも通り使えます。
2026年度のゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィークの期間はもう終わっています。JR東海の、のぞみが全席指定になる期間のお知らせには、これから来る日程として次が載っています。
- 勤労感謝の日の連休:2026年11月21日から23日。
- 年末年始:2026年12月25日から2027年1月5日。
- 成人の日の連休:2027年1月9日から11日。
- 春分の日の連休:2027年3月20日から22日。
この期間でも、自由席特急券があればのぞみに乗れます。ただし車両の間のデッキに立つことになり、混雑で乗れないこともあります。JR東海は、ひかりとこだまは本数が少ないので自由席がとても混むとも注意しています。のぞみの停車駅どうしの移動なら、のぞみの指定席を取るよう勧めています。
指定席は、乗車日の1か月前の10:00に発売されます。スマートEXとエクスプレス予約なら、1年前の5:30から予約できます。この前の冬にJR東海がいちばん混んだのは2026年1月4日の日曜日で、東京方面へ350,000人が移動しました。
年末年始の混む日は、このサイトの年末年始の移動日のページにまとめています。春は、このサイトのゴールデンウィークのページに、2027年の連休が2027年5月1日土曜日から5月5日水曜日までと載っています。
ジャパン・レール・パスで乗る場合
ジャパン・レール・パスでは、のぞみとみずほには指定席にも自由席にも乗れません。JAPAN RAIL PASSの利用可能な列車・区間のページでは、パスを持つ人にひかり・さくら・こだま・つばめを使うよう案内しています。これらの列車なら、指定席でも追加料金はかかりません。

図の数字は、パスを持つ人がのぞみに乗るときに払う額です。2023年10月1日からは、パスを持つ人も乗る前にのぞみ・みずほ利用券を買えるようになりました。東京から新大阪までは、大人4,960円、子ども2,480円です。
- 乗車ごとに1枚:のぞみやみずほに乗るたびに、新しい利用券を買います。
- 席の種類に関わらず同じ料金:グリーン車・普通車指定席・自由席のどれも同じ料金です。
- グリーン車はグリーン車用のパスが必要:普通車用のパスで買えるのは普通車の席だけです。
- 買える場所と時期:指定席券売機とJRのみどりの窓口で、乗車日の1か月前から当日まで購入できます。
- 払い戻し:使う前に限ってできます。手数料は指定席・グリーン車が340円、自由席が220円です。
JAPAN RAIL PASSの、のぞみ・みずほ利用券のページに決まりが載っています。JR東海のガイドでは、同じ利用券をNozomi Option Ticketと呼んでいます。窓口ではどちらの名前で頼んでも通じます。
| 区間 | のぞみの料金 | ひかりの料金 | パスでのぞみに乗る追加料金 |
|---|---|---|---|
| 東京〜名古屋 | 11,300円 | 11,090円 | +4,180円 |
| 東京〜京都 | 14,170円 | 13,850円 | +4,960円 |
| 東京〜新大阪 | 14,720円 | 14,400円 | +4,960円 |
| 東京〜広島 | 19,760円 | 18,910円 | +6,500円 |
| 東京〜博多 | 23,810円 | 22,750円 | +8,140円 |
| 京都〜広島 | 11,940円 | 11,300円 | +4,170円 |
この表は、ふだんの料金の横に追加料金を並べています。のぞみ・みずほ利用券は、東京から名古屋まで4,180円、京都・新大阪までは4,960円です。広島までは6,500円、博多までは8,140円、名古屋と新大阪の間は2,530円です。
いちばんよく使う区間で比べてみます。パスを使えば、ひかり707号で東京から新大阪まで2時間54分、追加料金は0円です。最速ののぞみなら2時間21分ですが、4,960円かかります。つまり4,960円を払って33分を縮めることになります。
長い距離になるほど時間の差は大きくなります。東京から広島まで、ひかり707号は4時間48分、最速ののぞみは3時間47分です。博多までは、ひかり707号が5時間56分、最速ののぞみが4時間52分です。
パスが得かどうかは、旅行全体の計画で変わります。このサイトのジャパン・レール・パスのページに、全部の料金を載せています。公式サイトで普通車7日間50,000円からです。区間ごとに判断したいときは、ジャパン・レール・パスは得なのかのページを読んでください。

どちらに乗ればいい?

上の図のとおり、選ぶときの質問は2つです。パスを持っているかと、小さな駅へ行くかです。たいていの旅は、次のどれかに当てはまります。
- パスなしで急いでいる場合:のぞみに乗ってください。新大阪まで33分速く、本数もずっと多くなります。
- ジャパン・レール・パスを持っている場合:追加料金0円のひかりに乗るか、4,960円を払って新大阪までのぞみに乗ってください。
- 静岡・浜松・米原・小田原へ行く場合:その駅に止まるひかりか、こだまに乗ってください。
- 連休で指定席が取れない場合:ひかりの自由席に乗るか、どちらかの列車の指定席を予約してください。
- 京都から名古屋:差は2分なので、次に来る列車に乗ってください。
大きなスーツケースの決まりは、どちらの列車も同じです。3辺の合計が160cmまでの荷物は、予約なしで網棚に置けます。161cmから250cmの荷物は、きっぷを買うときに特大荷物スペースつき座席を予約する必要があります。予約せずに持ち込むと1,000円の手数料がかかります。250cmを超える荷物は持ち込めません。
列車に乗り遅れたときは、のぞみの指定席特急券があれば、同じ日の後のひかりやこだまの自由席に乗れます。スマートEXのQRチケットなら、発車4分前まで無料で予約を変えられます。
設備にも、どちらの列車も同じものがあります。無料Wi-Fiは東海道新幹線の全列車で使えます。トイレは奇数号車にあります。16両編成ののぞみ・ひかり・こだまの7号車はS Work車両で、仕事をしたい人のための車両です。

のぞみとひかり、日本在住の98人が選んだのは
2026年10月13〜14日に、日本在住の人へ旅の選び方32項目のネット調査をしました。130人が答えました。機械で書いたような回答・日本の外からの1件・食い違う回答の大半を除き、98人ぶんを集計しています。下の割合は、ほかの人数を書いていない所ではこの98人の中での割合です。日本を旅行する人全体の割合ではありません。32項目の結果と聞き方はこちら。
東京から新大阪までどの列車に乗るか聞いたところ、58.2%(57人)がのぞみ、7.1%(7人)がひかり、3.1%(3人)がこだまを選びました。24.5%(24人)は先に来る列車でよいと答えました。32.7%(32人)は、のぞみではなくひかりやこだまにわざと乗ったことがあります。この32人のうち、理由として多かったのは混雑が少ない(46.9%)、時間に余裕があった(同じく46.9%)、ぷらっとこだまや早めの予約割引など安いきっぷ(43.8%)でした。
知識について聞いたところ、42.9%(42人)はのぞみの指定席がひかりより少し高いことを知っていました。44.9%(44人)は、年末年始や連休にのぞみが全席指定になることを知っていました。訪日外国人向けのジャパン・レール・パスだけではのぞみに乗れないと知っていたのは、2.0%(2人)だけでした。



のぞみとひかりのよくある質問
のぞみはひかりより速いですか?
はい。東京から新大阪まで、最速ののぞみは2時間21分、ひかり707号は2時間54分で、差は33分です。京都と名古屋の間では、差は2分まで縮まります。
ジャパン・レール・パスでのぞみに乗れますか?
乗る前にのぞみ・みずほ利用券を買えば乗れます。東京から新大阪までは4,960円、東京から名古屋までは4,180円で、乗るたびに必要です。買わない場合は、パスで乗れるひかりに乗ってください。
ひかりはのぞみより安いですか?
安いのは指定席だけです。東京から新大阪までの指定席は、ひかりが14,400円、のぞみが14,720円で、ひかりの方が320円安くなります。自由席はどちらも13,870円です。
ゴールデンウィークや年末年始、ひかりに自由席はありますか?
はい。のぞみが全席指定になる期間でも、ひかりとこだまの自由席はそのまま使えます。年末年始の期間は2026年12月25日から2027年1月5日です。ひかりとこだまは本数が少ないので、混雑には気をつけてください。



