2026年に日本から持ち帰りたいお菓子:免税と税関
日本のお菓子は機内持ち込みなら量の制限がありません。保安検査の前に買った日本酒は預け荷物にします。2026年11月1日からは税関でのチェックのあとに免税分が還付される方式になります。
日本のお菓子の持ち帰り方:結論
キャンディやチョコレート、クッキーなどの日本のお菓子は機内持ち込みで量の制限なく持って行けます。プリンやジャム、はちみつは液体として扱われるので、国際線では1容器あたり100mlまでという上限があります。
飲み物と新しい免税のルールについては、さらに5つのポイントがあります。
- 日本酒:国税庁によると、アルコール度数はだいたい15〜16%です。日本では度数24%までの飲み物に量の制限はありませんが、国際線では保安検査の前に買ったボトルは預け荷物に入れます。
- ウイスキーなどの蒸留酒:度数24%を超えて70%までの飲み物は1人あたり5リットルまでです。70%を超えるものは機内持ち込みも預け荷物も不可です。
- 免税:2026年11月1日からは、税込みの価格で支払って空港で税関のチェックを受ける方式になります。還付率は食品が8%、酒類が10%です。
- その場で食べる場合:免税で買ったお菓子を1つでも開けて食べると、そのレシートの分はすべて還付されません。
- 帰国後:着陸したら食品を申告してください。アメリカ・イギリス・オーストラリアはそれぞれ独自のリストと許容量を公表しています。
下のイラストは、よくある購入品をどちらのバッグに入れるかで分類したものです。

日本で何を買うか:おみやげとご当地スイーツ
おみやげとは、旅行から持ち帰る箱入りのお菓子や軽食のことです。地域ごとに違うものがあるので、訪れた土地のものを選ぶといちばん気持ちが伝わる贈り物になります。
日本政府観光局の広島のおみやげガイドはその好例です。まず紹介されているのは、もみじの葉の形をした有名な焼き菓子、もみじ饅頭です。1900年代初頭に宮島で生まれたお菓子で、島の紅葉の名所である紅葉谷を表しています。

上の写真はもみじの葉の形をしたもみじ饅頭です。中身は伝統的には甘い粒あんですが、今では抹茶やチーズ、カスタード、チョコレートの味もあります。宮島では作っているところを見学でき、広島県内の店で広く売られています。
同じガイドでは、ほかのご当地スイーツや軽食も紹介されています。どれも土地や特産品と結びついています。
- 杓子せんべい:しゃもじの形をしたせんべいです。杓子は1700年代までさかのぼる歴史を持つ宮島の縁起物です。
- もなか:甘いあんを詰めたウエハース状の皮のお菓子です。鶴亀もなかは甘さ控えめのあんを使い、秋冬には日本酒風味のものも作ります。
- えびせん:カルビーのえびせんは広島発祥です。
- レモンケーキ:広島の瀬戸田地区では、日本のレモンの半分以上が作られています。いちばん人気のレモンみやげは、レモンの形に焼いたマドレーヌです。
- 日本酒スイーツ:西条の酒蔵では、酒まんじゅうや酒フルーツケーキ、酒かりんとうが作られています。かりんとうは揚げた生地のお菓子で、ここでは酒粕をまぶしています。
広島から離れると、探しやすい店が2種類あります。百貨店の食品売り場、通称デパ地下は箱入りスイーツの宝庫で、このサイトの駅弁のページでは東京駅のデパ地下や店舗も取り上げています。コンビニでは1個単位のキャンディやチョコレートが買え、このサイトのコンビニフードのページでおすすめを紹介しています。
日本のお菓子とキャンディ:何が液体にあたるか
日本の機内持ち込みルールは「その食品が液体かどうか」の1点にかかっています。このサイトの機内持ち込みデータベースにあるお菓子とスイーツのページによると、キャンディやチョコレート、クッキー、ケーキ、ドーナツは液体とみなされません。機内持ち込みでも預け荷物でも量の制限なく持って行けます。
やわらかくとろみのある食品は扱いが違います。プリンやミルクシェイク、スムージー、アイスクリームは液体として扱われます。このサイトの食品・弁当のページによると、ジャムやはちみつ、味噌、ヨーグルト、スープ、カレーも同様です。国際線では各容器100ml以下にする必要があります。
これらの容器はすべて、1リットル以下で縦横20cm以下の透明なジッパー付きの袋1つにまとめます。1人につき袋1つです。日本国内線ではこの制限は適用されません。詳しいルールはこのサイトの液体のページにあります。
大きめの瓶や容器は預け荷物に入れられます。保安検査のあとの制限区域内で買った液体も、100mlルールの対象外です。
下の表は、よくあるお菓子の購入品を国際線での日本のルールで分類したものです。
| 買ったもの | 日本のルール | 入れ先 |
|---|---|---|
| キャンディ、チョコレート、クッキー | 液体ではない | 機内持ち込み・預け荷物とも量の制限なし |
| ケーキ、ドーナツ | 液体ではない | 機内持ち込み・預け荷物とも量の制限なし |
| プリン、アイスクリーム、スムージー | 液体 | 機内:100ml容器を袋に入れる。大きいものは預け荷物 |
| ジャム、はちみつ、味噌、ヨーグルト | 液体・ペースト状 | 機内:100ml容器を袋に入れる。大きいものは預け荷物 |
| 抹茶などの粉類 | 液体リストに含まれない | 機内持ち込み・預け荷物とも可 |
抹茶などの粉類は日本の液体リストには含まれません。このリストには、こしょうやカレー粉などの乾燥スパイス、キューブ状や粉末のスープの素も含まれていません。そのため抹茶の缶はどちらのバッグにも入れられます。粉類を検査する国もあり、このサイトの粉類のページではオーストラリアの追加条件を紹介しています。
下の写真は、日本各地の店で見かけるお菓子売り場の様子です。

かごに入れる前に、原材料で肉が使われていないか確認してください。下で取り上げるアメリカとイギリスの税関のページは、どちらも肉製品の持ち込みを認めていません。
日本酒と日本のウイスキー:24%と70%の境目
酒類については、日本のルールはラベルに書かれた度数で決まります。国土交通省航空局のリストをもとにしたこのサイトの酒類のページでは、3段階に分けています。
- 度数24%まで:制限なし。
- 24%超70%まで:1人あたり5リットル。
- 70%超:機内持ち込みも預け荷物も不可。
フラスコなどへの詰め替えは認められないので、各飲み物は購入時の市販のボトルのまま持って行ってください。国際線では機内で100mlの液体ルールも適用されます。そのため、保安検査の前に町で買ったボトルは預け荷物に入れます。日本国内線では100mlルールは適用されません。
下の表は、この3段階を並べたものです。
| 度数 | 1人あたり | 備考 |
|---|---|---|
| 24%まで | 制限なし | 日本酒はだいたい15〜16% |
| 24%超70%まで | 5リットル | ウイスキーはラベルの度数を確認 |
| 70%超 | 不可 | 機内持ち込みも預け荷物も不可 |
日本酒は24%のラインをかなり下回ります。国税庁によると、日本酒のアルコール度数はだいたい15〜16%です。2008年から2012年までの5年間の平均は、普通酒が15.39%、吟醸酒が15.91%です。純米酒は平均15.46%、本醸造酒は15.54%です。
同じページでは、ラベルに出てくる言葉についても説明しています。純米酒は米と麹、水だけで造られ、辛口でコクのある味わいになる傾向があります。吟醸酒は吟醸造りという方法でよく精米した米から醸造され、バナナやりんごのような果実の香りはエステルによるものです。本醸造酒は精米した米と麹、水、醸造アルコールから造られます。それ以外は普通酒です。
JNTOによると、広島は日本三大酒どころのひとつで、その中の西条という町は日本酒好きを引きつけています。
日本のウイスキーはまた別の話なので、荷造りの前にラベルの度数を確認してください。24%を超えて70%までなら、1人あたり5リットルまで持って行けます。
ボトル自体については、このサイトのガラス瓶のページで、空の瓶や容器自体は危険物ではないと説明しています。ルールを決めるのは中身の液体です。
2026年11月1日からの免税食品・飲料
日本では2026年11月1日からの購入分について、還付方式に切り替わります。お店では税込みの価格で支払います。そのあと空港の税関で、その商品が日本を出国することが確認されると、税金分が戻ってきます。観光庁の旅行者向けページでこの変更が説明されていて、このサイトの新ルールのまとめにも詳細があります。
下のイラストは、免税で買う方法の旧方式と新方式を比較したものです。

最低購入額は変わりません。同じ店で同じ日に税抜き5,000円以上です。10%の税率だとレジでは5,500円になります。2026年11月1日からは、このサイトの購入できるもののページで説明しているとおり、一般物品と食品などの消耗品を合算できるようになります。円での上限額はありませんが、自分で日本国外へ持ち出せる量までしか買えません。
還付されるのは価格に含まれる消費税分で、食品は酒類より低い税率です。お菓子などの食品は8%、日本酒やウイスキーなどの酒類は10%で課税されます。還付はお店か、お店が委託する還付会社から行われるので、支払い方法はお店に確認してください。
下の表は、同じ10,000円を食品と酒類それぞれに使った場合を示しています。
| 買うもの | 税抜き | 支払い額 | 還付額 |
|---|---|---|---|
| お菓子などの食品(8%) | 10,000円 | 10,800円 | 800円 |
| 日本酒などの酒類(10%) | 10,000円 | 11,000円 | 1,000円 |
購入から90日以内に税関のチェックを受ける必要があり、このサイトの90日の期限のページで数え方を紹介しています。
封入された袋も2026年11月1日に廃止され、この変更はお菓子を買う人にとって見落としやすいポイントです。免税で買った食品や飲み物、薬、化粧品の一部でも日本国内で使うと、そのレシート分の還付は取り消されます。税関はレシート1枚ごとに商品を確認します。レシートの中の商品が1つでも欠けていると、そのレシート全体が確認を通りません。
一部を食べてしまった場合、観光庁はキオスク端末を使わず、カウンターの税関職員に直接伝えるよう案内しています。下に示す観光庁のQ&Aリーフレット(日本語)では、お菓子や化粧品についてまさにこの質問に答えています。

その回答によると、日本国内で使った食品や化粧品については還付を受けられません。ページの下のほうでは、2枚のサンプルレシートでこのルールを示していて、商品が欠けているレシートは青線で消されています。対策はシンプルです。旅行中に食べたいお菓子は、持ち帰る箱のものとは別のレシートで買ってください。
お菓子を自分で郵送しても、税金分は戻ってきません。別送方式は2025年3月31日に廃止されたため、自分で発送した商品は還付の対象外です。店が輸出扱いで海外へ発送してくれるサービスを提供している場合は利用できます。このサイトの自宅への発送のページでその違いを説明しています。
空港で:税関キオスク、チェックイン、保安検査
出国当日は順番が大切です。税関キオスク→チェックイン→保安検査の順になります。このサイトの空港のページにあるとおり、キオスクは手荷物のチェックインより前、国際線出発ロビーにあります。下のイラストでは4つのステップを紹介しています。

キオスクではパスポートをスキャンすると、税関による検査が必要かどうかが画面に表示されます。緑色の表示なら手続きは完了です。赤色の表示なら、商品を持って税関検査場へ向かいます。観光庁はこの端末を「免税手続用の端末」と呼んでいて、税関にあたる英語は customs です。
パスポートをスキャンするときは、免税で買った商品をすべて手元に持っておく必要があります。荷物を一度預けてしまうと、その中身については手続きができません。航空会社も、そのために預けた荷物を返してはくれません。キオスクでの手続きが終わるまで、日本酒や箱入りのお菓子は手元に置いておいてください。
利用者の多い7つの空港では、キオスクの代わりにVisit Japan Webでも対応できます。成田、羽田、関西、中部、福岡、新千歳、那覇です。保安検査の手前のエリアで、空港専用の無線ネットワークを使ってオンラインで手続きします。
先に国内線に乗って国際線に乗り継ぐ場合は、日本を出る最後の空港で手続きしてください。このサイトの乗り継ぎ便・クルーズのページで特殊なケースを取り上げています。チェックと検査は搭乗手続きの前に終わらせる必要があるので、時間には余裕を持ってください。観光庁は、これが原因で搭乗できなかった旅行者に対して、航空会社も税関も補償しないとしています。
下に示す観光庁の旅行者向けページ(日本語)では、手続き全体をお店から還付までの流れとして図解しています。

中央のパネルでは、キオスクを荷物預けより前に置いています。緑のルートは手続き完了へ、赤のルートは税関検査へ進みます。キオスクのあとで、日本酒も入れたまま荷物を預けてください。
保安検査では、機内持ち込みの液体は100ml以下の容器に入れ、すべてを1リットル以下の透明な袋1つにまとめる必要があります。
帰国後の税関:アメリカ・イギリス・オーストラリア
何がどこまで持ち込めるかは、それぞれの国が決めています。迷ったら食品は申告してください。3か国の公式ページの内容は次のとおりです。
アメリカ
米国税関国境警備局のリストによると、焼き菓子や一部のチーズは持ち込み可能です。一般的なルールとして、調味料やビネガー、オイル、包装された香辛料、はちみつ、コーヒー、紅茶は持ち込みが認められています。ブイヨンやスープミックスなど、肉製品を含むものはほぼすべて不可です。
農産物にあたるものはすべて申告してください。米国税関国境警備局は、申告しなかった場合の罰則を初回300ドル、2回目以降は500ドルに設定しています。
米国税関国境警備局の関税ページによると、帰国する米国居住者には800ドルの免税枠があります。21歳以上で自分用のボトルであれば、酒類1リットルもこの枠に含められます。これを超えた分には関税と税金がかかります。最初に入国する州の法律によっても酒類の持ち込み量が決まるので、出発前に確認してください。
イギリス
GOV.UKによると、いくつかの種類のお菓子はどの国からでも制限なくグレートブリテンへ持ち込めます。リストにはビスケットや生クリームを使っていないケーキ、未加工の乳製品を多く使っていないチョコレートや菓子類が含まれます。肉を使っていない麺類や包装されたスープ、だし、調味料もリストに入っています。
日本などEU圏外の国からは、肉や肉製品、牛乳や乳製品は持ち込めません。はちみつは1人あたり2kgまでです。禁止されている食品を申告しなかった場合、イングランドでは最大5,000ポンドの罰金を科されるか、起訴される可能性があります。
イギリスの酒類の持ち込み枠は飲み物の種類によって変わります。ビールとサイダーは42リットル、ワインは18リットル、度数22%を超える蒸留酒は4リットルまで持ち込めます。ビール・サイダー・ワインを除く度数22%までのその他の酒類は9リットルまでです。その他の物品は390ポンドまで認められていて、17歳未満には酒類の持ち込み枠はありません。
オーストラリア
オーストラリア国境警備隊は、一般物品の免税枠を大人900オーストラリアドル、子供450オーストラリアドルに設定しています。酒類の免税枠は2.25リットルです。同じ便に乗る家族は枠を合算できるので、大人2人と子供2人なら2,700オーストラリアドルを合算して使えます。枠を超えると、その区分のすべてに関税がかかります。申告についての案内はシンプルで、迷ったら必ず申告してくださいとしています。
下のグラフは、これらの酒類の持ち込み枠を、日本の強い酒類についての5リットルという搭乗時の上限と並べたものです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 日本発の便:24〜70% | 5 L |
| イギリス:度数22%超の蒸留酒 | 4 L |
| オーストラリア:酒類全体 | 2.25 L |
| アメリカ:帰国する居住者 | 1 L |
これら以外の国については、購入前に自国の税関当局のウェブサイトで確認してください。
よくある質問
日本のお菓子は飛行機に持ち込めますか?
はい。キャンディやチョコレート、クッキー、ケーキ、ドーナツは日本のルールでは液体にあたらないので、どちらのバッグにも量の制限なく入れられます。プリンやミルクシェイク、スムージー、アイスクリームは液体として扱われます。国際線では機内持ち込みの場合、100ml容器までに制限されます。
日本からどれくらいの日本酒を持ち帰れますか?
日本では度数24%までの飲み物に搭乗時の制限はなく、日本酒の度数はだいたい15〜16%です。国際線では、保安検査の前に買ったボトルは預け荷物に入れます。帰国後の免税枠はもっと少なく、帰国する米国居住者は1リットル、オーストラリアでは2.25リットルです。
日本を出る前に免税のお菓子を食べてもいいですか?
食べること自体はできますが、還付は受けられなくなります。2026年11月1日からは食品は袋に封入されなくなりますが、一部でも食べるとそのレシート全体の還付が取り消されます。キオスクを使わず、カウンターの税関職員に伝えてください。旅行中に食べるお菓子は別のレシートで買ってください。
抹茶の粉を日本から持ち帰れますか?
日本側のルールとしては持ち帰れます。粉類は日本の液体リストには含まれないので、抹茶は機内持ち込みでも預け荷物でも入れられます。米国税関国境警備局は紅茶を一般的に持ち込み可能としています。保安検査で粉類を検査する国もあり、オーストラリアには追加の条件があります。
写真:Sweet Snack (41957536).jpeg by Victor Cormier (CC BY 3.0), via Wikimedia Commons.


