新幹線の駅弁はどこで買う?東京駅とデパ地下の売り場
駅弁は駅で売っている弁当です。鉄道の駅で買って列車の中で食べる、箱入りの食事です。東京駅では日本各地の駅弁を売っているので、長い移動の前に買うならここが一番便利です。惣菜や弁当をもっと幅広く選びたいときは、デパ地下(デパートの地下にある食品売り場)へ行ってください。費用を抑えたいときは、スーパーで弁当を買ってください。下のイラストは、状況ごとにどうすればいいかをまとめたものです。

税率は食べる場所で変わります。持ち帰りの食品の税率は8%です。店のテーブルで食べると外食になり、税率は10%です。このあと飛行機に乗る場合、固形の食品は機内に持ち込めます。ただし国際線では、スープ、カレー、ソースが100mlの液体物のルールの対象になります。
新幹線での食事:JR東海の案内
新幹線では飲食ができます。東京、京都、大阪を結ぶ東海道新幹線を運行するJR東海が、英語版の新幹線ガイドのよくある質問でそう説明しています。どの席にも折りたたみ式のテーブルがあります。ガイドは、景色を眺めながらコーヒーやご当地の駅弁を楽しむことを勧めています。求めているのは、周りの人への気配りだけです。
気をつけたいのは食べ物の買い方です。JR東海は、普通車では飲食物の販売がないので乗る前に食事を買うよう案内しています。普通車とは、通常の指定席と自由席の車両のことです。
グリーン車は事情が違います。のぞみとひかりでは、グリーン車の乗客はスマートフォンから軽食や飲み物を注文でき、パーサーが席まで届けます。2026年10月に始まるSupreme Classは、グリーン車より上の個室です。ウェルカムサービスとして飲み物とスイーツが出ます。
乗っている時間は、しっかり食事をするのに十分な長さです。JR東海によると、東京駅から新大阪までの所要時間は2時間21分です。食べながら富士山を眺めたい場合は、普通車ならE席、グリーン車ならD席を勧めています。下のイラストは、3つの手順を順にまとめたものです。

食事をするのは長距離の列車にしてください。JNTOの駅弁ガイドは、新幹線やそのほかの特急列車では飲食をしても問題ないとしています。短い距離を走る普通列車は別です。食事をする作りになっておらず、とても混むこともあります。
ジャパン・レール・パスで乗る場合は、先に乗る列車を確認してください。JR東海によると、パスだけではのぞみに乗れないので、乗る前にNozomi Option Ticketを買う必要があります。このサイトのJRパスは元が取れるかのページで、具体的な金額を計算しています。
東京駅や主要駅の駅弁
できれば東京駅で買ってください。JNTOのガイドによると、利用者の多いこのターミナル駅には日本各地のご当地駅弁がそろっています。
主な売り場はグランスタです。店やレストランが集まる駅構内の大きなエリアで、改札の内側と外側の両方に広がっています。東京の公式観光ガイドGO TOKYOは、新幹線や成田エクスプレスに乗る人が日本各地のご当地料理の駅弁を買える場所として、ここを紹介しています。一部は改札の内側にあるので、先に改札を通ってホームへ向かう途中で買えます。
近くにあと2か所あります。東京駅の地下街の八重洲地下街には180の店があり、そのうち60店はレストランやカフェです。都心で指折りの大きなデパートである大丸東京店も、駅のショッピングエリアの一部です。
駅弁は包装されているので、中身が見えないことがよくあります。売り場にはたいてい中身の写真があるので、欲しいものを指させば買えます。食べるのに必要なものは、どの駅弁にも付いています。下の写真は、売り場に並ぶ駅弁です。

ほかの大きな駅でも、その地域の料理を売っています。JNTOは、京都駅の名物として湯葉で巻いた寿司や山椒ごはんを挙げています。小さな駅にも地元の名物がいくつか置いてあります。たいていはガラスケースの中か、ホームへ向かう途中のカウンターです。
この習慣は日本の鉄道と同じくらい古くからあります。最初の路線は1872年に、東京の新橋と横浜の間で開業しました。発車前には、混み合う列車の横を売り子が歩き、木箱に詰めた昼食を売っていました。新しい路線が新しい町に届くと、すぐにその地域の駅弁が生まれました。
列車に電子レンジはありませんが、自分で温まる駅弁もあります。JNTOは、宮城県の炭火焼き牛タンの駅弁を紹介しています。箱の底に加熱用の袋が入っていて、ひもを引いて数分待つと温まります。この種類の駅弁は列車の中で食べてください。加熱式弁当は飛行機に持ち込めません。
ベジタリアン向けの駅弁は多くありません。ほとんどの駅弁は牛肉、豚肉、魚が主なおかずなので、ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーの駅弁は見つけにくいです。東京駅ではVegetable Bentoを探してください。箱のピクトグラムで、肉、魚、卵、乳製品が入っていないことが分かります。中身は関東地方の季節の野菜で、2種類のごはんの上にのっています。グルテンフリーの駅弁はめったにありません。ほとんどの駅弁に、しょうゆで調理したおかずが入っているためです。このサイトの日本でのベジタリアンの食事のページでは、店やレストランでの聞き方をまとめています。
飛行機で着いてそのまま新幹線に乗る場合はどうでしょうか。羽田からは、京急線とJRを乗り継いで約33分、540円で東京駅に着きます。乗り換えは1回です。羽田空港から東京駅のページに、始発と最終の時刻や乗り場をまとめています。成田からは、成田エクスプレスが乗り換えなしで東京駅まで最速53分、3,140円です。成田空港から東京駅のページでは、1,500円のエアポートバス東京・成田も紹介しています。
デパ地下:デパートの地下の食品売り場
デパ地下は、デパートの地下にある食品売り場です。弁当、惣菜、和菓子、洋菓子を売っています。速さよりも品ぞろえと質を大事にしたいときに行ってください。下の写真は、デパ地下の売り場の様子です。

伊勢丹新宿店がその一例です。店舗のページ(日本語)には、営業時間は午前10時から午後8時までで、フロアによって違うと書いてあります。食品フロアは本館の地下1階です。このページから、売り場の商品を週ごとに紹介するガイドへ進めます。海外からのお客様向けの案内もあります。
閉店が近づくと、弁当や惣菜を値下げする売り場もあります。夕方に行くと安く買えることがあります。
免税の仕組みは2026年11月1日に変わります。観光庁によると、店では税込みの価格で支払い、日本を出るときに税関確認を受けたあとで返金を受けます。日本で食べた食品は返金されません。一部でも使うと、そのレシート全体の返金がなくなります。昼食はおみやげと別に会計してください。この決まりは、このサイトの出国前に免税品を使う場合のページで説明しています。
スーパーの弁当とラベルの日付
スーパーの弁当は、費用を抑えたいときの選択肢です。駅弁のようなご当地の料理や記念になる容器はありませんが、そのぶん安く買えます。夕方になると、多くのスーパーがその日のうちに売り切りたい弁当や惣菜に割引シールを貼ります。スーパーの弁当も、駅弁と同じように新幹線に持ち込めます。
店で売っている食品のパックには、2種類の日付のどちらかが必ず書いてあります。農林水産省が子ども向けのページ(日本語)で両方を説明しています。ラベルで次の言葉を探してください。
消費期限は、安全に食べられる期限です。未開封のまま、ラベルに書いてある方法で保存した場合に、安全に食べられる最後の日を指します。弁当、サンドイッチ、生麺、ケーキなど、傷みやすい食品に書いてあります。
賞味期限は、おいしく食べられる期限です。同じ条件で保存した場合に、品質が保たれる最後の日を指します。お菓子、カップ麺、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など、日持ちする食品に書いてあります。製造から3か月以上もつ食品は、年と月だけの表示のこともあります。この日を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。ただし農林水産省は、開封したものは日付にかかわらず早めに食べるよう案内しています。
弁当で大事なのは消費期限です。下の表に2つの表示を並べました。
| 表示 | 意味 | 書いてある食品 |
|---|---|---|
| 消費期限 | この日まで安全に食べられる | 弁当、サンドイッチ、生麺、ケーキ |
| 賞味期限 | この日までがおいしく食べられる。過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない | お菓子、カップ麺、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料(3か月以上もつものは年と月だけ) |
下の画像は農林水産省のページです。見出しに両方の言葉が入っています。

コンビニでも同じ2種類の表示を使っています。このサイトの日本のコンビニの食べ物のページでは、おにぎりからたまごサンドまで、何を買えばいいかをまとめています。
弁当の値段と、持ち帰りの税率8%
駅弁の値段は、1,000円未満から3,000円前後です。JNTOの駅弁ガイドによると、ごはんと地元の野菜と主なおかずが入ったシンプルな弁当は1,000円未満です。和牛を使ったぜいたくな弁当は3,000円前後です。JNTOシンガポール事務所は、材料によって1,000円未満から2,000円としています。人気の駅弁は数分で売り切れることもあるので、目当てのものがあれば早めに買うようにとも書いています。
食品の消費税は、どこで食べるかで変わります。国税庁によると、酒類と外食を除く飲食料品には8.0%の軽減税率がかかります。外食と酒類は標準税率の10.0%です。
弁当に当てはめると次のようになります。買った弁当を新幹線の中やホテルで食べるなら、税率は8%です。同じ弁当を店のテーブルやイートインコーナーで食べると外食になり、税率は10%です。売店の缶ビールは、どちらの場合も10%です。酒類は軽減税率の対象外だからです。
8%の内訳は、国税6.24%と地方税1.76%です。10%の内訳は、国税7.8%と地方税2.2%です。下の表に3つの場合をまとめました。
| 買うもの | 合計 | 国税 | 地方税 |
|---|---|---|---|
| 持ち帰りの飲食料品 | 8.0% | 6.24% | 1.76% |
| 店内で食べる食品(外食) | 10.0% | 7.8% | 2.2% |
| 酒類(持ち帰りでも) | 10.0% | 7.8% | 2.2% |
下の画像は、国税庁の消費税の英語のページです。一覧の10番目の「Consumption Tax rate」に税率の表があります。

弁当を空港や飛行機に持っていく場合
固形の食品は機内に持ち込めます。このサイトの食品と弁当のページにあるとおり、日本の航空局は機内持ち込みと預け荷物のどちらも認めています。ごはんと魚の駅弁やデパ地下の弁当は、そのまま保安検査を通れます。
厳しいのは液体です。国際線では、液体、ジェル、ペースト状の食品が100mlの液体物のルールの対象です。ヨーグルト、味噌、スープ、カレー、ソース、ジャム、はちみつ、水に入った豆腐、果物や野菜の缶詰が当てはまります。弁当に入っている少量のソースは例外なので、弁当の小さなソースの袋はそのまま持ち込めます。100mlを超える容器に入ったカレーやスープは、預け荷物に入れるか、保安検査の前に食べ切ってください。
飲み物も同じように分かれます。日本の国内線では、どの大きさのペットボトルも保安検査を通れます。国際線で通れるのは100ml以下の容器だけです。すべてを、1人につき1枚の透明なジッパー付きの袋(1リットル以下)にまとめます。普通の500mlのペットボトルは通れません。保安検査のあとで買った飲み物は機内に持ち込めます。ただし別の国で乗り継ぐ場合、その空港の検査で没収されることがあります。詳しくは、このサイトのペットボトル飲料のページをご覧ください。
飛行機にまったく持ち込めない駅弁が1種類あります。加熱式弁当には発熱剤が入っています。発熱剤は危険物にあたるので、機内持ち込みも預け荷物も禁止です。宮城の牛タン駅弁のように、加熱用の袋が付いたものも含まれます。詳しくは、このサイトの加熱式弁当のページをご覧ください。
デパ地下のお菓子はもっと簡単です。キャンディー、チョコレート、クッキー、ケーキ、ドーナツは液体として扱われないので、量の制限なく機内に持ち込めます。プリンとアイスクリームは液体として扱われます。国際線では100mlの液体物のルールの対象です。詳しくは、このサイトのお菓子のページで説明しています。下のイラストに、保安検査の前に確かめたい4つの点をまとめました。

よくある質問
新幹線で駅弁を食べられますか?
できます。JR東海によると車内で飲食ができ、どの席にも折りたたみ式のテーブルがあります。東海道新幹線の普通車には車内販売がないので、駅弁は乗る前に駅で買ってください。
東京駅ではどこで駅弁を買えますか?
グランスタへ行ってください。改札の内側と外側の両方に広がる駅構内のショッピングエリアです。GO TOKYOは、新幹線や成田エクスプレスに乗る人が日本各地の駅弁を買える場所として紹介しています。180の店がある地下街の八重洲地下街と、デパートの大丸東京店も駅にあります。
駅弁はいくらですか?
JNTOの駅弁ガイドによると、シンプルな弁当は1,000円未満、和牛を使ったぜいたくな弁当は3,000円前後です。持ち帰りの食品には軽減税率の8%がかかります。店のテーブルで食べる場合の税率は10%です。
日本で弁当を飛行機に持ち込めますか?
できます。固形の食品は、機内持ち込みにも預け荷物にも入れられます。国際線では、スープ、カレー、ソースなどの液体の食品が100mlの液体物のルールの対象です。ただし弁当に入っている少量のソースは例外です。加熱式弁当は、飛行機にまったく持ち込めません。



