JRパス引換証はどこで交換する?3か月以内が期限
ここからは手順に沿って、引換証の購入方法、料金の差、期限、交換窓口、交換の流れ、返金について順番に説明します。パスを持ったあとに使える範囲については、このサイトのジャパン・レール・パスのページをご覧ください。そもそも購入すべきか迷っている方は、先にJRパスは本当にお得なのかの記事を読んでみてください。
引換証とは何か、どこで買えるのか
引換証は紙の引換券です。日本国外にあるJR指定の販売窓口や旅行代理店で、旅行前に購入します。これはきっぷではありません。引換証のままではJRの列車に乗れず、駅の改札も通れません。
Japan Rail Pass公式サイトの海外代理店での購入ページに、販売店の一覧があります。JTB、日本旅行、近鉄インターナショナル、東武トップツアーズ、日本航空、ロサンゼルスのANA Sales Americas、JALPAKです。これらの関連代理店でも購入できます。ANA Sales AmericasではANAグループの航空券を一緒に予約する場合のみ、引換証を販売しています。
引換証を販売する窓口の担当者が、パスを使える人の条件を説明してくれます。ここはよく聞いてください。資格を満たしていないという理由で窓口に断られた場合、JRは日本国内の乗車費用を負担してくれません。このパスは、短期滞在の資格で日本に入国した外国籍の方のためのものです。
引換証に記載された次の3点は、後で重要になります。
- 発行日:この日から3か月間の交換期限が始まります。
- パスの種類:グリーン車用か普通車用、7日間・14日間・21日間のいずれか。窓口で変更はできません。
- 現地価格とレート:代理店は発行日のBankers Selling Rate(対顧客電信売り相場)で円価格を換算します。引換証には価格・レート・日付が記載されています。
下の図は、代理店の窓口からパスを手にするまでの全体の流れを示しています。各ステップの詳細はこの先の見出しで説明します。

もう1つの購入方法は、公式サイトのJAPAN RAIL PASS Reservationです。Japan Rail Pass公式サイトのオンライン購入ページによると、必要なのは購入者本人名義のパスポートとクレジットカードだけです。紙の引換証の代わりに予約番号が発行され、日本に到着する前に新幹線や特急の座席を予約できます。1人の購入者につき、同行者を最大6人まで追加できます。このサイトは日本時間の4:00から23:30まで注文を受け付けています。海外在住の日本国籍の方は利用できません。

上の写真の東京駅では、複数の交換窓口があるため多くの旅行者がここでパスを受け取ります。オンライン購入者は、JR東日本とJR西日本エリアの一部の券売機でも受け取れます。引換証をお持ちの方は、この先で説明するとおり有人窓口を利用する必要があります。
2026年の代理店価格と公式オンライン価格
2026年10月1日から、海外の代理店では7日間の普通車用パスが53,000円になりました。これは50,000円からの値上げです。Japan Rail Pass公式サイトのパスの種類と料金のページでは、公式サイト購入の同じパスは今も50,000円のままです。6種類あるパスのすべてで、代理店経由の料金が高くなっています。
| パス(大人) | 公式サイト | 海外の代理店 |
|---|---|---|
| 7日間 普通車用 | 50,000円 | 53,000円 |
| 14日間 普通車用 | 80,000円 | 84,000円 |
| 21日間 普通車用 | 100,000円 | 105,000円 |
| 7日間 グリーン車用 | 70,000円 | 74,000円 |
| 14日間 グリーン車用 | 110,000円 | 116,000円 |
| 21日間 グリーン車用 | 140,000円 | 147,000円 |
子供用パスも同じ傾向です。7日間の普通車用子供パスは、オンラインなら25,000円、代理店なら27,000円です。21日間のグリーン車用子供パスは、オンラインなら70,000円、代理店なら74,000円です。

| 項目 | 価格 |
|---|---|
| 7日間(公式サイト) | 50,000円 |
| 7日間(海外の代理店) | 53,000円 |
| 14日間(公式サイト) | 80,000円 |
| 14日間(海外の代理店) | 84,000円 |
| 21日間(公式サイト) | 100,000円 |
| 21日間(海外の代理店) | 105,000円 |
上のグラフでは、普通車用の3種類のパスを並べて比較しています。どの期間でも代理店側の方が高く、日数が増えるほど差も大きくなります。
JRでは、利用時点で6歳から11歳までを子供料金の対象としています。12歳以上は小学生でも大人料金になります。引換証には1つ助かる例外があります。発行日時点で11歳であれば、その後12歳になっても子供料金のままです。
では、どちらを選べばいいのでしょうか?本人名義のクレジットカードがあり、飛行機に乗る前に座席を予約したい方はオンライン購入が向いています。自国の通貨で現地の代理店に支払いたい方や、販売店一覧にある航空会社を通じて予約する方には、引換証が向いています。JRは価格が変わる可能性があるとも案内しています。価格が変わった場合も、引換証に印刷された価格が適用されるので、早めに購入した引換証なら元の価格のままです。
グリーン車の座席が必要かどうか迷っていますか?このサイトのJRパスのグリーン車と普通車を比較した記事で、旅程ごとに2つのクラスを比較しています。
3か月の期限と利用開始日の決め方
引換証には2つの日付が関わってきます。まず、発行日から3か月以内に交換する必要があります。次に、窓口では利用開始日の1か月前からしか交換できません。
JRは海外での購入ページで、具体例を示しています。4月15日に発行された引換証は、7月14日までに交換する必要があります。パスの利用開始を5月30日にする予定なら、交換できる最も早い日は4月30日です。
実際には、これが購入の目安となる最終タイミングを決めています。代理店が引換証を発行してから3か月より後に到着する場合、窓口では受け付けてもらえません。引換証は、旅行の日程が固まってから購入してください。半年も前に買わないようにしましょう。
利用開始日は窓口で決めます。交換した日をそのまま開始日にする必要はありません。多くの旅行者は到着時に交換を済ませ、東京や大阪から長距離の旅に出る後日の朝を開始日に設定しています。日付はよく考えて決めてください。JRはパスを発行した後、利用期間を変更できません。
- 1人1枚まで:同じパスポートで、種類にかかわらず利用期間が重なる2枚のパスを同時に持つことはできません。
- 利用期間は固定:パスは利用期間内でのみ使えます。悪天候や自然災害で列車が止まっても、JRは期間を延長しません。
- 時間に余裕を:窓口が混み合い、交換に時間がかかることがあります。JRは乗車する列車の前に十分な時間を取るよう案内しています。

写真のような東京駅の新幹線は、パスを手にした後の最初の乗車によく選ばれます。たいていの新幹線なら普通車のどの座席にも座れますが、のぞみとみずほは自由席でも対象外です。この2つの列車には、パス保有者専用の別のきっぷが必要です。
JRパスの交換窓口:空港や主要駅
Japan Rail Pass公式サイトの交換場所のページには、日本国内のすべての窓口が載っています。欄は2つに分かれていて、オンライン購入分の受け取りと、引換証からパスへの交換です。引換証を受け付けるのは2つ目の欄に印がある窓口だけです。パスポート読み取り式の指定席券売機では、引換証の交換は一切できません。オンライン購入分の受け取り専用です。
| 場所 | 窓口 | 営業時間 |
|---|---|---|
| 成田空港第1ターミナル | きっぷうりば | 6:30-8:30、19:00-21:45 |
| 成田空港第2・第3ターミナル | きっぷうりば | 6:30-8:30、20:00-21:45 |
| 羽田空港第2ターミナル駅 | ツーリストインフォメーションセンター(ウェルカムセンター) | 6:00-22:00 |
| 関西空港 | きっぷうりば | 5:30-23:00 |
| 東京駅 | JR東海きっぷうりば(八重洲中央、八重洲北) | 8:30-19:00 |
| 東京駅 | JAPAN RAIL CAFE | 9:00-16:00 |
| 新大阪駅 | トラベルサービスセンター新大阪 | 8:00-22:00 |
| 京都駅 | きっぷうりば(JR西日本中央口) | 6:30-21:00 |
| 新千歳空港 | JR案内所 | 8:30-19:00 |
| 博多駅 | JR九州きっぷうりば | 7:00-22:00 |
上の表には、多くの旅行者が到着時に利用する窓口を載せています。表に特に記載がない限り、営業時間は平日も週末も同じです。
成田空港
成田空港では、各ターミナルの駅にJR東日本トラベルサービスセンターときっぷうりばがあります。成田空港の第1ターミナルのきっぷうりばは6:30-8:30と19:00-21:45に営業しています。第2・第3ターミナルのきっぷうりばは6:30-8:30と20:00-21:45に営業しています。トラベルサービスセンターの営業時間はJR東日本の公式ページに掲載されています。パスポート読み取り式の券売機は6:30-21:45まで利用できますが、こちらもオンライン購入分の受け取り専用です。
パスを手にしたら、成田エクスプレスはJRの特急なのでパスの対象になります。東京駅まで53分で、通常の運賃は3,140円です。バスなど他の選択肢については、成田空港から東京駅へのページをご覧ください。

写真は成田のJR駅周辺の様子です。どちらのターミナル駅にも、引換証の交換に対応するきっぷうりばがあります。
羽田空港
羽田空港では、第2ターミナル駅のツーリストインフォメーションセンター(ウェルカムセンター)が6:00から22:00まで引換証の交換に対応しています。第3ターミナル駅には、東京モノレールの2階改札口の到着ロビー側にJR東日本トラベルサービスセンターがあります。第3ターミナルのパスポート読み取り式の券売機は6:45-20:00の間、オンライン購入分の受け取り専用で利用できます。パスは東京モノレールにも使えるので、交換後そのまま市内まで乗車できます。
関西空港
関西空港のきっぷうりばは、主要空港の中でも最も営業時間が長く5:30から23:00までです。そこからはJRの特急はるかで新大阪まで50分(パスなしで1,800円)です。京都までは75分(2,200円)です。
東京駅・大阪駅・京都駅
東京駅には複数の窓口があります。八重洲中央口と八重洲北口のJR東海きっぷうりばは8:30-19:00に営業しています。JAPAN RAIL CAFEは9:00-16:00です。JR東海ツアーズ東京支店は平日9:00-19:00、土日祝は9:00-18:00です。
関西エリアでは、トラベルサービスセンター新大阪が8:00-22:00、新大阪駅内の2つのきっぷうりばが6:00-22:00に営業しています。大阪駅の中央きっぷうりばも6:00-22:00です。京都駅では、JR西日本中央口のきっぷうりばが6:30-21:00に営業しています。8:00-20:00に営業している海外のお客様窓口でも交換を受け付けています。
名古屋近くの中部国際空港に到着する場合はどうでしょうか?空港内のCentral Japan Travel Centerが9:00から19:00まで引換証の交換に対応しています。ただし空港にJRの駅はありません。空港から最寄りのJRの駅までの移動はパスの対象外なので、その分は別に支払ってください。
到着が遅い場合と年末年始
窓口の営業時間が終わった後に到着する場合は、その夜は市内まで通常のきっぷを買ってください。そして翌朝、最初の長距離移動の前に、市内の駅で引換証を交換してください。
日本の年末年始の休みの時期は前もって計画しておきましょう。JRは、一部のトラベルサービスセンターが年末年始の期間に休業すると案内しています。海外の代理店も休業するところがあるので、引換証は休みに入る前に購入してください。
持ち物と交換の流れ
持ち物は2つです。引換証の原本と、利用者本人のパスポートです。引換証の写真やコピーでは交換できません。引換証を失くしたり盗まれたりした場合、JRはパスを発行できません。
並ぶ前に、上の持ち物を確認しておきましょう。パスポートには、入国時の短期滞在の証印やシールが押されている必要があります。Japan Rail Pass公式サイトの利用規約によると、JRはパスポートの情報をパスに登録します。使用できるのは本人のみで、利用者自身がきっぷうりばで交換を済ませる必要があります。
交換の手順は、次のとおりです。
- 交換場所の一覧から、引換証に対応する窓口を見つけます。ほとんどのJRの駅では、みどりの窓口と呼ばれるきっぷうりば、またはトラベルサービスセンターです。
- 引換証とパスポートを窓口に渡します。担当者が短期滞在の資格と発行日を確認します。
- 担当者に利用開始日を伝えます。交換日から1か月以内であればどの日でも構いません。
- 受け取ったパスの氏名、パスの種類、利用期間を確認します。
- 乗る列車が決まっているなら、その場で座席を予約しましょう。パスがあれば指定席も追加料金なしです。

写真のようなJRのきっぷうりばでは、パスを手にした後の指定席券も発行してもらえます。指定席券売機やトラベルサービスセンターでも同じです。パスだけでは座席が保証されるわけではなく、一部の列車には自由席がまったくありません。
乗車する日は、パスを自動改札に通すか、有人改札で見せてください。係員が確認印を押してくれます。パスを使っている間は、常にパスポートを持ち歩いてください。駅員や車掌から提示を求められることがあります。
市内の短い移動には、多くの旅行者がICカードも併用しています。このサイトのJRパスとSuicaの比較記事で、それぞれどんな移動に向いているかを紹介しています。
紛失・期限切れ・予定変更の場合の返金
返金を受けられる先は、引換証をすでに交換したかどうかで変わります。海外での購入ページと利用規約では、次のようにケースが分かれています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 旅行を取りやめ、引換証を交換していない場合:購入した海外の代理店へ引換証を返却してください。手数料は代理店ごとに決まっているので、直接確認してください。
- パスは交換済みだが未使用の場合:利用開始日より前に、日本国内の交換窓口で申請してください。JRはパス1枚につき、円での販売価格の10%を差し引きます。先に指定席券があれば取り消してください。
- すでに利用を始めている場合:悪天候や災害で列車が止まっても、返金も期間の延長もありません。
- 引換証やパスを失くした場合:失くした引換証は交換できず、JRは失くしたり盗まれたりしたパスを再発行できません。
3か月の期限を過ぎてしまった場合、窓口では引換証を交換してもらえません。購入した代理店に連絡してください。パスにならなかった引換証の返金は、代理店が対応します。
オンライン購入の場合は仕組みが異なります。受け取り前なら、利用開始日の前日、日本時間の23:30までJAPAN RAIL PASS Reservationのサイトで取り消せます。受け取り後は、きっぷうりばで申請し、支払いに使ったクレジットカードを提示してください。どちらの場合も、手数料はパス1枚につき560円です。
JRパス引換証についてよくある質問
JRパス引換証の有効期限はどれくらいですか?
引換証に印刷された発行日から3か月以内に交換する必要があります。交換できるのは、パスの利用開始日の1か月前からです。4月15日に発行された引換証は、7月14日までに交換する必要があります。
到着が遅くなった場合、空港でJRパス引換証を交換できますか?
窓口が営業していれば交換できます。関西空港のきっぷうりばは23:00まで、羽田空港第2ターミナルのウェルカムセンターは22:00まで交換に対応しています。成田空港第1ターミナルのきっぷうりばは21:45に閉まります。それより後に到着する場合は、通常のきっぷを買って、翌日市内で引換証を交換してください。
引換証を本人以外が交換することはできますか?
できません。JRは利用者のパスポート情報をパスに登録するため、交換は利用者本人がきっぷうりばで行う必要があります。それぞれの旅行者が、短期滞在の資格が入った自分のパスポートを持参してください。パスは交換後に他の人へ譲ることもできません。
引換証を交換しなかった場合、返金してもらえますか?
可能ですが、返金してくれるのは購入した海外の代理店のみで、日本国内のJRでは対応できません。代理店ごとに手数料がかかります。引換証を交換した後であれば、JRは利用開始日より前の未使用のパスを返金し、販売価格の10%を差し引きます。



