紅葉2026、北海道から九州までピークはいつ?
紅葉の計画には2つの日付を使い分けてください。予想は、有名な場所が今年いつ見頃になるかを示します。気象庁(JMA)の平均日は、各都市の気象台のそばにあるカエデが例年いつ色づくかを示します。今回の旅行には予想を、その内容を確かめるには平均日を使ってください。このサイトの都市別の紅葉の日付のページでは、北海道から九州までの気象庁の観測地点をすべて紹介しています。
2026年の紅葉予想、地域別
日本気象協会の2026年紅葉予想は、2026年10月1日(木)に発表されました。見出しは、全国的にピークは例年並みか例年より遅くなるという内容です。協会はtenki.jpで11月にかけてさらに3〜4回更新する予定です。
紅葉の日付を決めるのは気温です。9月から11月が涼しいとピークは早まり、暖かいと遅くなります。9月前半はいつもより涼しかったため、北海道・東北・北陸の高地の一部では色づきが早まりました。9月下旬から気温は上がり、協会は10月と11月も例年より暖かくなると見ています。そのため東日本と西日本の平地では、ピークが遅くなる可能性があります。
協会は、カエデの葉の大半が赤くなった時点をピークとしています。予想の対象はイロハモミジです。北海道では場所によってヤマモミジ、オオモミジ、イタヤカエデを使っています。日本の地図では「見頃」という言葉が出てきますが、これは最も美しい時期という意味です。その前の段階は「色づき始め」です。
予想は気象庁のデータに基づいています。協会は各観測地点の過去のカエデの日付と気温データを比べ、独自の計算式を作りました。そこへ今年実際に観測された気温と、今後数週間の見通しを当てはめています。見通しは変わるので、どの予想を見るときも発表日を確認してください。
tenki.jpの表では、各地点を去年とも比べています。長期平均と比べると例年並みか遅めでも、2025年のピークより早いと予想されている地点が多くあります。比べるときは条件をそろえてください。計画に使うべきなのは、今年と平均を比べた数字です。
北日本:北海道と東北
タイミングはおおむね例年並みと見てください。10月上旬に寒気が入れば、山間部や平地の一部では例年より早まる可能性があります。11月は暖かくなる見込みのため、東北南部は遅くなるかもしれません。日本気象協会tenki.jpの地域別紅葉予想による第1回の発表日は次のとおりです。
- 層雲峡紅葉谷(北海道):9月19日から。2025年は9月26日でした。
- 定山渓温泉(北海道):10月15日から。
- 大沼公園(北海道):10月22日から。
- 奥入瀬渓流(青森):10月13日から。2025年は10月28日でした。
- 鳴子峡と裏磐梯:それぞれ10月23日、10月22日から。
東日本:関東・甲信・北陸・東海
この地域の予想は例年並みか遅めです。色づきが早まったのは、かなり高い場所の一部だけです。上高地は10月13日から、日光のいろは坂は10月21日からと予想されています。東京から日帰りで行きやすい高尾山は、11月19日になるまでピークを迎えません。これは2025年の11月11日より遅い日付です。白川郷は10月30日から、新潟の弥彦公園は11月9日から、名古屋近郊の香嵐渓は11月16日からの予想です。

写真は河口湖で、赤いカエデが富士山を縁取っています。湖畔の紅葉まつりと夜のライトアップについては、このサイトの河口湖紅葉回廊ガイドで紹介しています。
西日本:関西・中国・四国・九州
西日本は11月も暖かさが続く見込みのため、色づきは少し遅くなるかもしれません。京都の嵐山は11月13日からの予想で、2025年と同じ日付です。広島近郊の宮島は11月18日から、大山は10月27日からの予想です。四国の寒霞渓は11月11日からの予想です。九州の深耶馬渓は11月10日から、高千穂峡は11月16日からの予想です。

上の図は、こうした予想を旅行の週ごとの選び方にまとめたものです。まず日程を決めて、その週にピークを迎える地域を選んでください。
主要都市のカエデの平均日
気象庁は各気象台の敷地内かその近くに、観測用のカエデを置いています。職員が赤くなった日と、葉の大半が落ちた日を記録します。平均日は1991年から2020年のデータです。気象庁の都市別カエデ紅葉日の表には、各観測地点の2025年の日付と平均からの差が載っています。

画像はその気象庁の表です。各行には都市名、2025年の日付、平均との差、前年との差が載っています。プラスの数字は平均より遅いことを示します。2026年の列は、各観測木が色づくたびに埋まっていきます。
紅葉の時期は季節が進むとともに南へ移っていきます。旭川の平均は10月23日、札幌は10月28日です。函館は11月2日と続きます。青森と盛岡の平均は11月13日、仙台は11月21日です。東京と名古屋の平均は11月28日です。京都は12月5日、横浜は12月14日、鹿児島は12月15日が平均です。
| 都市 | カエデ 紅葉日(平均) | イチョウ 黄葉日(平均) | 近郊の2026年予想 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 10月28日 | 11月4日 | 定山渓温泉:10月15日から |
| 仙台 | 11月21日 | 11月23日 | 鳴子峡:10月23日から |
| 新潟 | 11月15日 | 11月13日 | 弥彦公園:11月9日から |
| 東京 | 11月28日 | 11月23日 | 高尾山:11月19日から |
| 名古屋 | 11月28日 | 11月18日 | 香嵐渓:11月16日から |
| 京都 | 12月5日 | 11月24日 | 嵐山:11月13日から |
| 広島 | 11月22日 | 11月15日 | 宮島:11月18日から |
| 福岡 | 12月1日 | 11月20日 | 深耶馬渓(大分):11月10日から |
この表では、カエデの平均日とイチョウの平均日、近郊の2026年予想地点を並べています。都市の観測木は平地にあるため、周辺の有名な山ではもっと早くピークを迎えることが多いです。
1年でどれくらい変動するかは、去年の例が参考になります。2025年は札幌のカエデが11月6日に色づき、平均より9日遅れました。東京は11月23日で、平均より5日早まりました。京都は12月10日で、平均より5日遅れました。このサイトの東京の紅葉日程と京都の紅葉日程のページでは、落葉の平均日も確認できます。東京の観測木は12月13日までに、京都は12月18日までに、葉の大半が落ちます。
山間部は都市より何週も早く色づく理由
気象庁の日付は、市街地にある1本の木から得られたものです。山の谷は気温が低く、冷たい空気は色づきを早めます。日本気象協会によると、高地は周辺地域の予想より早くピークを迎えます。

この図は2種類の日付を並べたものです。左側は平地にある都市の木です。右側は先にピークを迎える高地の谷で、都市のカエデが色づく頃には葉が落ちていることが多いです。
北海道はこの差がはっきり出ます。札幌の観測用カエデの平均は10月28日です。大雪山系の層雲峡紅葉谷は9月19日からピークになると予想されました。これは市街地より1か月以上早い日付です。11月中旬に北海道に着くと、札幌の都市部のカエデはたいてい葉が落ちていて、渓谷の紅葉もとうに終わっています。このサイトの北海道の紅葉日程のページでは、北海道の観測地点をすべて紹介しています。

写真は層雲峡の岩壁です。大雪山層雲峡黒岳ロープウェイで、渓谷から黒岳へ上ることができます。北海道観光振興機構の黒岳ロープウェイのページによると、営業時間は6:00から18:00で、季節によって変わります。メンテナンスや悪天候による運休もあると記載されています。JR上川駅からバスで約30分です。7合目からは、山頂までの登りに約90分から120分かかります。
同じことは本州でも当てはまります。日本アルプスの上高地は10月13日からの予想です。長野市の平均は11月12日で、約1か月遅れます。高地の谷は10月、都市の公園は11月に計画してください。
イチョウの黄葉とカエデの紅葉
日本の紅葉には2つの見どころがあります。カエデは赤く、イチョウは鮮やかな黄色になります。気象庁は両方を観測していて、多くの都市でイチョウのほうが先に色づきます。
気象庁の都市別イチョウ黄葉日の表にその差が出ています。京都ではイチョウの平均が11月24日、カエデの平均は12月5日です。東京のイチョウの平均は11月23日で、カエデより5日早いです。札幌は逆で、イチョウの平均は11月4日と、カエデより1週間遅いです。仙台のイチョウの平均は11月23日で、カエデより2日遅いです。

この画像は気象庁のイチョウの表です。カエデの表と同じく、都市名、2025年の日付、平均との差、2025年との差の列があります。東京のイチョウは2025年には11月22日に色づき、平均より1日早まりました。
11月下旬の旅行であれば、この差はむしろ有利です。東京ではイチョウ並木とカエデが同時に色づくことがあります。このサイトのイチョウの黄葉日程のページでは、各観測地点のイチョウの平均日を紹介しています。

写真は東京の明治神宮外苑にあるイチョウ並木、通称「いちょう並木」です。GO TOKYOの明治神宮外苑のページでも紅葉の名所として紹介されています。外苑は東京メトロ銀座線の外苑前駅から徒歩数分です。敷地内には神宮球場と聖徳記念絵画館もあります。絵画館は改修工事のため2027年5月31日まで休館しています。
| 場所 | 明治神宮外苑 いちょう並木 |
|---|---|
| 料金 | 敷地内の施設によって異なります |
| 営業時間 | 施設によって営業時間が異なり、休業日も不定です |
| アクセス | 東京メトロ銀座線 外苑前駅から徒歩数分 |
| 公式サイト | GO TOKYOの明治神宮外苑のページ |
tenki.jpの人気紅葉スポット全国ランキングで、明治神宮外苑は4位です。並木道をすっきり見通すなら、平日の早い時間に行ってください。
10月下旬から12月上旬、週ごとのおすすめの行き先
旅行の週に合わせて、その時期にピークを迎える地域を選んでください。以下の日付は2026年の予想と気象庁の平均日によるものです。

この表は旅行の週ごとに1行まとめたものです。左側で自分の旅行週を見つけて、右側の地域を確認してください。
10月下旬:東北、北海道の平地、本州の高地
北へ行くか、高地へ行くかです。奥入瀬渓流は10月13日から、裏磐梯は10月22日から、鳴子峡は10月23日からの予想です。北海道では定山渓温泉が10月15日から、大沼公園が10月22日からの予想です。日光のいろは坂は10月21日からの予想です。白川郷はその後、10月30日からです。旭川の都市部のカエデの平均は10月23日です。
11月上旬から中旬:東北の都市、北陸、関西の山、九州の渓谷
紅葉が北の都市にも広がります。秋田の平均は11月12日、青森と盛岡は11月13日です。弥彦公園は11月9日から、深耶馬渓は11月10日からの予想です。京都の嵐山は11月13日から、高千穂峡と香嵐渓は11月16日からの予想です。観測地点の一覧は東北の紅葉日程をご覧ください。
11月下旬:東京、名古屋、奈良、広島
大都市の紅葉が最も見られる週です。宮島は11月18日から、高尾山は11月19日からの予想です。奈良のカエデの平均は11月21日、広島は11月22日です。東京のイチョウの平均は11月23日で、東京と名古屋のカエデはその後11月28日です。
12月上旬:京都の遅い庭園、大阪、九州の都市
京都は東京の後も紅葉が続きます。都市部のカエデの平均は12月5日です。京都市観光協会の紅葉カレンダーには、過去のピーク時期が10月31日から12月12日まで記録されています。この時期は特別拝観や夜のライトアップを行う寺社もあります。大阪と福岡のカエデの平均は12月1日、鹿児島は12月15日です。
旅行が1週間しかない場合
まず旅行の週を決めて、そのあとで地域を選んでください。10月下旬に到着するなら、紅葉狩りは東北、日光、北海道に当ててください。11月下旬に到着するなら、東京と京都にとどまり、山間部は外してください。12月上旬に到着するなら、京都、大阪、福岡は旅の終盤に入れてください。

写真は京都・東福寺の通天橋の下に広がる谷のカエデです。このカレンダーは最終更新まで、こうした場所の紅葉を追っています。2025年の最終更新は12月12日でした。混雑対策や混み合う寺院については、このサイトの京都の紅葉の混雑ガイドをご覧ください。
2026年の11月の祝日と混雑する週末
11月には国民の祝日が2つあります。内閣府の国民の祝日のページによると、11月3日が文化の日、11月23日が勤労感謝の日です。2026年の文化の日は火曜日です。勤労感謝の日は月曜日のため、11月21日(土)から23日(月)が3連休になります。
この週末は東京のイチョウの週にあたり、京都のピークにも近いです。有名な寺院への電車は満員になり、夜のライトアップも長い待ち時間が予想されます。宿は早めに予約して、できれば主要な観光は火曜日から木曜日に回してください。このサイトの日本の11月の祝日のページでは、休みになる場所や混雑する場所を紹介しています。11月全体については11月の日本もご覧ください。

このチェックリストは、予約前に確認する4つの項目です。今すぐ一度確認して、11月上旬にもう一度確認してください。
- 予想の発表日:tenki.jpの予想は何回目のものか確認してください。第1回は10月1日に発表されました。
- 都市の平均日:このサイトの紅葉のページで、自分の都市の気象庁の平均日を確認してください。
- ライトアップ:寺院のライトアップの日程は京都のカレンダーで確認してください。
- 連休:混雑する場所へ行くなら11月21日から23日は避けてください。
晩秋の夜は特に山間部で冷え込みます。このサイトの月別の日本の気温ガイドでは、都市ごとの平均最高・最低気温を紹介しています。
よくある質問
日本の紅葉を見るのに一番いい時期はいつですか?
多くの大都市では、11月中旬から12月上旬を目安にしてください。東京の観測用カエデの平均は11月28日、京都は12月5日です。北海道や山間部はもっと早く、9月から10月にかけてピークを迎えます。
2026年の日本の紅葉は例年より遅いですか?
例年並みか、少し遅い見込みです。2026年10月1日の日本気象協会の予想では、全国的にピークは例年並みか遅めとされています。10月と11月はいつもより暖かくなる見込みで、東日本と西日本の平地では色づきが遅くなる可能性があります。
11月でも北海道で紅葉は見られますか?
月の初めなら、平地の一部で見られます。函館の観測用カエデの平均は11月2日ですが、札幌の平均は10月28日です。層雲峡のような山間部は9月中旬からピークを迎えるため、11月には葉が落ちています。
イチョウとカエデは同時にピークを迎えますか?
完全には一致しません。京都ではイチョウの平均が11月24日、カエデは12月5日です。東京ではイチョウの平均が11月23日、カエデは11月28日のため、11月下旬なら両方を見られる可能性があります。



