日本のグランピング料金は?冬の施設と火のルール
グランピングとは、テントやドーム、キャビンで寝る宿泊スタイルで、ベッドや寝具は施設側が用意します。テントを自分で設営する必要はありませんが、食材は基本的に自分で用意します。日本では、グランピング施設の多くが町や市が運営する普通のキャンプ場の中にあります。バンガローやテントサイト、バーベキュー場と同じ敷地を使っています。
一部のパッケージにはガイドやツアーが付いています。最も有名なのは富士山のふもとにあるもので、JNTOが運営する国立公園のサイトに掲載されています。以下の価格は各市が公表している料金表と、JNTOの国立公園のページ2つから引用しています。特に記載が無い限り、価格は1泊分です。
グランピングに含まれるもの、自分で用意するもの
装備リストによって、荷物の量が変わります。岐阜県下呂市の「まるかり乃里くのがわ」では、下呂市まるかり乃里くのがわのページに、各ドームに付いてくるものが載っています。ベッド2台、寝具、木製のデッキ、ガスグリル、タープ、チェア、テーブル、火床が含まれます。ページには、これらすべてが料金に含まれると書かれています。
同じ施設のコテージはさらに大きめです。各コテージには6畳の和室2部屋、リビングダイニングキッチン、ユニットバス、寝具、調理器具、家電、バーベキュー用品が付いています。コテージは8人前後、ドームは1人から3人に向いています。

上の図は、施設が用意するものと自分で用意するものを分けて示しています。
ほかの公営施設のキャビンも同じパターンです。越前市金華山グリーンランドのページには、キッチン、浴室、寝具、冷暖房付きの2階建てログハウス風コテージが載っています。コテージにはWi-Fiもあります。岡山県赤磐市にある市営キャンプ場、吉井竜天では、赤磐市吉井竜天キャンプ場の利用料金のページに、各コテージの電源、エアコン、シャワー、冷蔵庫、簡易キッチンが載っています。
寝具を有料で貸し出す施設もあります。鹿児島県姶良市の「さえずりの森」では、シーツ付きの毛布が1枚330円、枕が110円で借りられます。

このスクリーンショットは下呂市のページの日本語表示で、ドームやコテージ、テントサイトの表が載っています。各行にユニット数、おすすめの人数、装備が記載されています。
食材は自分で持っていく大きな荷物になります。赤磐市では卓上カセットコンロを550円で借りられますが、ガス缶は別売りです。売店では炭、薪、火起こし剤、ガス缶、飲み物、氷を販売しています。
燃料は日本で買って、持っていかないようにしてください。キャンプ用ストーブのガス缶は機内持ち込みも預け荷物も不可です。キャンプ用ストーブやランタンはガスが入っていない状態でのみ持ち込めて、ガソリン式のランタンは機内に持ち込めません。ライターは1個まで身につけて持ち込めます。燃焼用の炭も飛行機には持ち込めません。
日本のグランピング料金:人数制ではなくユニット制
料金はドーム単位なので、1人でも3人でも同じ金額です。
下呂市は各ユニットに3段階の料金を設定しています。休日の1泊、休日を含む連泊、平日の1泊でそれぞれ料金が異なります。コテージにはさらに1人あたり500円の施設利用料が加わります。
| まるかり乃里くのがわのユニット | 休日の1泊 | 休日を含む連泊 | 平日の1泊 |
|---|---|---|---|
| ドーム(1〜3人) | 15,000円 | 12,000円 | 10,000円 |
| コテージ(8人前後) | 22,000円 | 20,000円 | 18,000円 |
| テントサイト(1グループ) | 1区画3,000円、プラス1人あたり500円 | ||
施設は年末年始を除き年間営業しています。シャワーは1回300円です。
| 施設 | まるかり乃里くのがわ(下呂市) |
|---|---|
| 料金 | ドーム1泊10,000〜15,000円、コテージ18,000〜22,000円プラス1人あたり500円 |
| 営業時間 | 年末年始を除き年間営業 |
| アクセス | 岐阜県下呂市久野川1263 |
| 公式サイト | 下呂市まるかり乃里くのがわのページ |
姶良市のさえずりの森は別の料金方式です。姶良市さえずりの森の料金とルールのページでは、4人までの基本料金が設定されています。追加1人あたり2,200円が加わります。ロッジAは16,500円、ロッジBは15,400円、コテージは13,750円、バンガローは12,650円です。小さな子どもは無料です。
もう2つの市営施設はコテージ単位の固定料金です。越前市はコテージ1泊15,700円で定員5人です。赤磐市はコテージ1泊11,000円で定員5人までです。越前市には定員4人のバンガローもあり、2,100円です。
人数ごとの料金を別で加える施設もあります。埼玉県ときがわ町の「木のむら」では、全員が入場料を払います。高校生以上が800円、3歳から中学生が500円です。駐車料金は1台1,000円で、5〜6人用の小さいバンガローは9,000円です。

| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 富士山、金〜日・祝日 | 176,000円 | 4人まで |
| 富士山、平日 | 132,000円 | 4人まで |
| 下呂コテージ、休日の1泊 | 22,000円 | 8人前後 |
| 姶良ロッジA | 16,500円 | 4人まで |
| 越前コテージ | 15,700円 | 5人 |
| 赤磐コテージ | 11,000円 | 5人まで |
| 下呂ドーム、平日 | 10,000円 | 1〜3人 |
この表はユニットごとの料金を並べたものです。富士山のパッケージは2日目のガイド付きエコツアーが含まれるため、公営施設より大きく高くなっています。
1人あたりで計算すると、差は小さくなります。富士山の平日料金132,000円を4人で割ると、1人33,000円になります。これは追加の大人1人分の料金とほぼ同じです。どのユニットも定員いっぱいで利用するのが最も割安なので、ドームやコテージは定員まで埋めてください。
富士宮市の富士山グランピング

この写真は、宿泊客がお目当てにする富士山の景色です。JNTO国立公園の富士山グランピングのページには、富士箱根伊豆国立公園内、富士山のふもとでのグランピング宿泊が掲載されています。運営会社は富士山里山バケーションで、静岡側の富士宮市狩宿8-2にあります。
パッケージは年間営業で、1泊2日です。1日目はハンモックで休んだり、田畑の景色を見ながら焚き火のそばで過ごしたりします。2日目は、持続可能性や地域の文化をテーマにしたエコツアーに参加しますが、グループに合わせて内容を調整できます。
料金は曜日によって変わります。平日は4人までの基本料金が132,000円です。追加の大人1人につき33,000円、3歳から12歳の子ども1人につき16,500円が加わります。
金・土・日・祝日は、4人までの基本料金が176,000円です。この場合、追加の大人1人につき44,000円、子ども1人につき22,000円が加わります。スタッフは英語とフランス語を話し、電話かメールで連絡できます。
| 施設 | 富士山グランピング&エコツアー |
|---|---|
| 料金 | 平日4人まで132,000円、金〜日・祝日4人まで176,000円 |
| 営業時間 | 年間営業、1泊2日 |
| アクセス | 静岡県富士宮市狩宿8-2、富士山里山バケーション運営 |
| 公式サイト | JNTO国立公園の富士山グランピングのページ |
平日料金を意識して日程を選んでください。同じ4人グループでも、木曜の夜は金曜の夜より44,000円安くなります。国民の祝日も高い料金の対象になるので、選ぶ前に日本の祝日カレンダーを確認してください。
冬は夜が冷えることを前提に計画してください。富士山の北麓にある湖畔の町、河口湖は標高860mです。1月の富士山は平均最低気温が−5.7℃で、積雪がある日は13.0日あります。月別の富士山の天気のページでは他の月もわかります。
| 種類 | 料金 | 人数と季節 | 含まれるもの |
|---|---|---|---|
| 市営キャンプ場のドーム(下呂) | 1泊10,000〜15,000円 | 1〜3人、年末年始を除き年間営業 | ベッド、寝具、ガスグリル、火床 |
| 市営コテージ(越前) | 1泊15,700円 | 5人、4月1日〜11月15日 | キッチン、浴室、寝具、冷暖房 |
| 国立公園のパッケージ(富士山) | 132,000〜176,000円 | 4人まで、年間営業、1泊2日 | 焚き火、2日目のガイド付きエコツアー |
| 冬の体験(釧路) | 1人あたり約30,000円 | 1日1組、12月〜2月 | 凍った塘路湖での3時間、食事付き |
この表は、この記事で紹介したグランピングの種類を比較したものです。公営施設は安くてシンプルで、富士山のパッケージにはガイドが付きます。次は釧路について紹介します。
冬のグランピング:12月から2月に営業している施設

この写真は、雪に覆われた北海道東部の釧路湿原エリアです。JNTO国立公園の釧路湿原冬のグランピングのページには、湿原で最大の湖である塘路湖での宿泊が掲載されています。塘路湖は冬に完全に凍り、グランピングはその湖面で行われます。
この体験は12月から2月まで実施され、3時間です。料金は1人あたり約30,000円で、1日1組限定です。アイヌ文化や、北海道東部と標茶町の食材を使った食事が含まれます。ガイドは英語対応で、運営会社は標茶町のTHE GEEKです。
このプランの所要時間は3時間なので、その夜の宿泊は別で用意してください。
| 施設 | 釧路湿原 冬のグランピング |
|---|---|
| 料金 | 1人あたり約30,000円 |
| 営業時間 | 12月〜2月、3時間、1日1組 |
| アクセス | 北海道標茶町塘路北7線49-43、THE GEEK運営 |
| 公式サイト | JNTO国立公園の釧路湿原冬のグランピング |
多くの公営キャンプ場は寒い時期に休業します。福井県越前市の金華山グリーンランドは4月1日から11月15日まで営業し、11月16日から3月31日まで休業します。夏休み期間を除き、水曜日も休業です。

このスクリーンショットは越前市のページの日本語表示です。料金表には15,700円のコテージが載っていて、下の注記に11月16日から3月31日までの冬季休業が書かれています。
他の施設は年間営業のところもあります。下呂は年末年始を除き年間営業で、富士山のパッケージも年間営業と記載されています。
冬の連休は料金と混雑を上げる要因になります。2027年1月1日金曜日の元日は、2026〜27年の年末年始の中で唯一の国民の祝日です。銀行は12月31日から1月3日まで休業し、官公庁は2026年12月29日から2027年1月3日まで休業します。のぞみは2026年12月25日から2027年1月5日まで全列車が指定席のみの運行です。
2月にも国民の祝日があり、2月の日本の祝日のページに載っています。富士山のパッケージでは、祝日は176,000円の料金が適用されます。富士山周辺では1月は比較的空いていて、2025年1月のホテル稼働率は33.0%でした。
予約・人数・キャンセル料

支払いの前に、図にある4つのポイントを確認してください。希望日に営業していますか?1ユニットの定員は何人で、追加1人あたりいくらかかりますか?キャンセル料はいつから発生しますか?車は必要ですか?
公営施設の多くは自分で予約を受け付けています。越前市は福井県施設予約サービスでのオンライン予約か、電話・ファックスで受け付けています。その後、施設側から確認の連絡があります。連絡が来ない場合は、市役所では予約を取り扱えないため、施設へ直接電話するよう案内しています。
ときがわ町も同じ仕組みです。ときがわ町木のむらの料金とキャンセルのページには、町が予約やキャンセルを代行しないと書かれています。キャンプ場へ直接電話かファックスで連絡し、ファックスでのキャンセルでも電話での確認が必要です。
木のむらでは、宿泊日の14日前から前日までは施設利用料の30%、当日は100%のキャンセル料がかかります。繁忙期は電話が混み合うとページに書かれています。
人数によって料金が変わります。越前市はコテージの定員を5人、赤磐市は5人までとしています。姶良市は基本料金に4人を含み、追加1人あたり2,200円が加わります。下呂市はドーム1〜3人、コテージ8人前後を目安としています。

上の図は、予約からチェックアウトまでの流れを示しています。小さい施設では到着時間が重要です。越前市は14:00からチェックイン、翌日10:00までにチェックアウトです。赤磐市はコテージの受付を午後3:00から4:30までとし、それより遅れる場合は電話するよう案内しています。姶良市はチェックインが午後4:00、チェックアウトが午前10:00で、管理人は午後5:00に退勤します。
焚き火とガス:日本の火のルール

この図は、訪れた人がトラブルになりやすい火の使い方のミスをまとめています。日本では林野火災に関する警報が2種類追加されました。消防庁の林野火災に関する警報のページで両方説明されています。それぞれの町が火災予防条例で定めていて、リスクが高いときに市町村長が発令します。
林野火災注意報は、地面や空気が乾燥していて火が発生・延焼しやすい状態を意味します。この地域の人は屋外での火の使用を控えるよう求められますが、罰則はありません。林野火災警報は、この条件に強風注意報が加わったものです。この場合、その地域では屋外での火の使用が禁止されます。
警報中に禁止を破ると、消防法に基づいて30万円以下の罰金または拘禁刑になる可能性があります。キャンプ場の掲示板や町のサイトでは、「林野火災警報」という言葉を探してください。
消防庁は、注意報が出る例を示しています。過去3日間の降水量の合計が1mm以下。さらに、過去30日間の降水量の合計が30mm以下、または乾燥注意報が出ている場合です。雨の予報がある日や、積雪がある日は数に入りません。
林野火災は、空気が乾燥して風が強い2月から5月に多く発生します。多くは焚き火や野焼きなど人の行動が原因です。件数はピーク時の年間8,351件から、最近では約1,300件まで減っています。
消防庁は、屋外で火を使うときの習慣を6つ挙げています。乾燥していて風が強い日は火を使わないこと。火をつけるときは2人以上で行うこと。火から絶対に目を離さないこと。水を用意しておくこと。火は完全に消すこと。火のついたたばこを捨てないこと。
キャンプ場ごとに独自のルールもあります。赤磐市は、山火事の原因になるとして施設全体で花火を禁止しています。姶良市も花火を禁止していて、使った炭は指定の容器に入れるよう案内しています。姶良市では、ごみはすべて持ち帰るよう案内しています。

この写真のような高さのある火床を使うと、火を地面から離せます。下呂市では、各ドームに火床が付いています。越前市では焚き火1回2,000円、薪1束300円、炭3kgで900円かかります。ときがわ町では薪1束500円、炭3kg入りの箱が700円で販売されています。
行き方:車・バス・荷物
公営グランピング施設の多くは、車での来訪を前提にしています。赤磐市はコテージのそばに駐車します。越前市はオートキャンプ区画があり、車で敷地内に乗り入れられます。ときがわ町は駐車料金が1,000円です。
車で行く予定なら、先に日本でのレンタカーの記事を読んでください。必要な運転免許や、通行料、冬のルールについて書いています。
富士山エリアは、車なしでも行きやすい場所です。高速バスは羽田空港から富士山・河口湖まで約2時間20分です。バスはターミナル3の7番乗り場、ターミナル2の14番乗り場、ターミナル1の13番乗り場から出発します。
東京都心からは、東京から富士山へのルートの記事で3つの方法を比較しています。新宿のバスタ新宿発の高速バスは1時間35分、2,200円です。富士急バスは1日55本運行し、始発は06:45、最終は22:25です。富士回遊の電車は1時間54分で4,200円です。
富士山グランピングのパッケージ自体は、富士宮市にあり、富士山の南西側にあります。予約前に運営会社へメールを送って、最寄り駅からの行き方を確認してください。
大きなスーツケースはドーム内では扱いにくいです。日本の宅配による荷物転送を使って次の宿へ先に送り、泊まる夜用には小さいバッグを持っていってください。地方の施設については、まず日本の空港ガイドで最寄りの空港から町までの距離を確認してください。
よくある質問
日本のグランピングの料金はどのくらいですか?
町や市のキャンプ場では、グランピングのドームやコテージは1ユニット1泊10,000円から22,000円です。下呂市は平日のドームが10,000円です。富士山のパッケージは、平日132,000円、金・土・日・祝日は176,000円で、どちらも4人までの料金です。
日本では冬にグランピングできますか?
できますが、営業している施設は少なくなります。釧路では12月から2月まで、塘路湖でのアイスグランピングが1人あたり約30,000円で利用できます。下呂市は年末年始を除き営業し、富士山のパッケージは年間営業です。越前市は11月16日から3月31日まで休業します。
日本でグランピングするには車が必要ですか?
公営施設の多くは必要です。赤磐市、越前市、ときがわ町はいずれも車での来訪を前提にしています。富士山エリアには羽田空港や新宿から河口湖へのバスがありますが、富士宮の運営会社に施設までの行き方を確認してください。
日本のグランピング施設で焚き火はできますか?
多くの場合できて、火床や決められた焚き火エリアで行います。一部の施設は有料です。越前市は焚き火1回2,000円です。町が林野火災警報を出した場合、屋外での火の使用は禁止され、違反すると30万円以下の罰金になる可能性があります。



