ガスター10(Gaster 10)の成分・用法・用量と注意
ガスター10(Gaster 10)は、日本では第1類医薬品として売られています。1錠中の有効成分はファモチジン10mgです。添付文書の成人の用量は1錠ずつ1日2回までです。対象は15歳以上80歳未満です。
第1類医薬品薬剤師だけが販売
ガスター10の成分
添付文書に載っている有効成分は1錠中1種類です。左の列が箱の表記で、真ん中の列が公式の英語名です。
| 成分(箱の表記) | 公式の英語名 | 分量 |
|---|---|---|
| ファモチジン | Famotidine | 10mg |
添加物(添付文書の記載のとおり)
リン酸水素カルシウム,セルロース,乳糖,ヒドロキシプロピルセルロース,トウモロコシデンプン,無水ケイ酸,ステアリン酸カルシウム,白糖,乳酸カルシウム,マクロゴール,酸化チタン,タルク,カルナウバロウ
メーカーはGaster 10の英語の添付文書も公開しています:Daiichi Sankyo Healthcare:Gaster 10(英語の添付文書)。このページは、PMDAに載っている今の添付文書をもとにしています。
出典:医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ガスター10の添付文書」、Daiichi Sankyo Healthcare「Gaster 10の英語の添付文書」
効能・効果
添付文書に書かれた承認どおりの言葉です。何のために売られている薬かを示すもので、何を飲むかの助言ではありません。
- 胃痛,もたれ,胸やけ,むかつき
- (本剤はH2ブロッカー薬を含んでいます)
効能・効果に記載以外の症状では,本剤を服用しないで下さい。
用法・用量
添付文書の「用法・用量」の欄を一行ずつそのまま載せています。
- ファモチジンの1回量
- 10mg
- 成人の1回量
- 1錠
- 1日の服用回数
- 2回まで
- 年齢
- 15歳以上80歳未満
- 胃痛,もたれ,胸やけ,むかつきの症状があらわれた時,次の量を,水又はお湯で服用して下さい。
| 年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
|---|---|---|
| 成人(15歳以上,80歳未満) | 1錠 | 2回まで |
| 小児(15歳未満) | 服用しないで下さい | |
| 高齢者(80歳以上) | 服用しないで下さい |
- 服用後8時間以上たっても症状が治まらない場合は,もう1錠服用して下さい。
- 症状が治まった場合は,服用を止めて下さい。
- 3日間服用しても症状の改善がみられない場合は,服用を止めて,医師又は薬剤師に相談して下さい。
- 2週間を超えて続けて服用しないで下さい。
用法・用量に関連する注意
- (1)用法・用量を厳守して下さい。
- (2)本剤を服用の際は,アルコール飲料の摂取は控えて下さい。
- (薬はアルコール飲料と併用しないのが一般的です)
- [錠剤の取り出し方]
- 錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り,取り出して服用して下さい。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります)
してはいけないこと
添付文書の使用上の注意は「してはいけないこと」から始まります。
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないで下さい。
- (1)ファモチジン等のH2ブロッカー薬によりアレルギー症状(例えば,発疹・発赤,かゆみ,のど・まぶた・口唇等のはれ)を起こしたことがある人
- (2)医療機関で次の病気の治療や医薬品の投与を受けている人
- 血液の病気,腎臓・肝臓の病気,心臓の病気,胃・十二指腸の病気,ぜんそく・リウマチ等の免疫系の病気,ステロイド剤,抗生物質,抗がん剤,アゾール系抗真菌剤
- (白血球減少,血小板減少等を起こすことがあります)
- (腎臓・肝臓の病気を持っている場合には,薬の排泄が遅れて作用が強くあらわれることがあります)
- (心筋梗塞・弁膜症・心筋症等の心臓の病気を持っている場合には,心電図異常を伴う脈のみだれがあらわれることがあります)
- (胃・十二指腸の病気の治療を受けている人は,ファモチジンや類似の薬が処方されている可能性が高いので,重複服用に気をつける必要があります)
- (アゾール系抗真菌剤の吸収が低下して効果が減弱します)
- (3)医師から赤血球数が少ない(貧血),血小板数が少ない(血が止まりにくい,血が出やすい),白血球数が少ない等の血液異常を指摘されたことがある人
- (本剤が引き金となって再び血液異常を引き起こす可能性があります)
- (4)小児(15歳未満)及び高齢者(80歳以上)
- (5)妊婦又は妊娠していると思われる人
2.本剤を服用している間は,次の医薬品を服用しないで下さい。
- 他の胃腸薬
3.授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい。
相談すること
添付文書は、次のような場合に相談するよう書いています。
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談して下さい。
- (1)医師の治療を受けている人又は他の医薬品を服用している人
- (2)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
- (3)高齢者(65歳以上)
- (一般に高齢者は,生理機能が低下していることがあります)
- (4)次の症状のある人
- のどの痛み,咳及び高熱(これらの症状のある人は,重篤な感染症の疑いがあり,血球数減少等の血液異常が認められることがあります。服用前にこのような症状があると,本剤の服用によって症状が増悪し,また,本剤の副作用に気づくのが遅れることがあります),原因不明の体重減少,持続性の腹痛(他の病気が原因であることがあります)
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。
副作用の可能性がある症状(部位ごと)
- 皮膚
- 発疹・発赤,かゆみ,はれ
- 循環器
- 脈のみだれ
- 精神神経系
- 気がとおくなる感じ,ひきつけ(けいれん)
- その他
- 気分が悪くなったり,だるくなったり,発熱してのどが痛いなど体調異常があらわれる。
- まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
まれに起こる重篤な症状(症状の名称と症状)
- ショック(アナフィラキシー)
- 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)
- 高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
- 中毒性表皮壊死融解症
- 高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
- 横紋筋融解症
- 手足・肩・腰等の筋肉が痛む,手足がしびれる,力が入らない,こわばる,全身がだるい,赤褐色尿等があらわれる。
- 肝機能障害
- 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
- 腎障害
- 発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
- 間質性肺炎
- 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
- 血液障害
- のどの痛み,発熱,全身のだるさ,顔やまぶたのうらが白っぽくなる,出血しやすくなる(歯茎の出血,鼻血等),青あざができる(押しても色が消えない)等があらわれる。
3.誤って定められた用量を超えて服用してしまった場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。
4.服用後,次の症状があらわれることがありますので,このような症状の持続又は増強がみられた場合には,服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。
- 便秘,軟便,下痢,口のかわき
日本で販売できる人
ガスター10の箱には第1類医薬品と書かれています。この区分で販売できる人が決まります。
- 箱の表示
- 第1類医薬品。箱には「第1類医薬品」と記載されています。
- 販売できる人
- 薬剤師しか販売できません。
- 買うときの情報提供
- 薬剤師が書面(紙か画面)で必要な情報を提供しなければなりません。ただし買う人が説明を要しないと伝え、薬剤師が適正に使用されると判断したときは省けます。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)「医薬品医療機器等法(現行の条文)」、e-Gov法令検索(デジタル庁)「医薬品医療機器等法施行規則(現行の条文)」
持ち帰るとき
よくある質問
ガスター10にはファモチジンがどれだけ入っていますか?
添付文書では、1回1錠あたり10mgです。
成人はガスター10を1日にどれだけ飲めますか?
添付文書の成人の用量は1錠ずつ1日2回までです。服用の間隔は8時間以上です。
子どももガスター10を飲めますか?
いいえ。添付文書では、15歳未満は服用しないこととされています。
ガスター10を買うのに薬剤師は必要ですか?
ガスター10は第1類医薬品です。薬剤師しか販売できません。
ガスター10の英語の名前は何ですか?
Gaster 10です。ガスター10の箱には区分の第1類医薬品も書かれています。
関連する項目
このページの出典
- 医薬品医療機器総合機構(PMDA) ガスター10の添付文書確認日 2026年10月3日
- Daiichi Sankyo Healthcare Gaster 10の英語の添付文書確認日 2026年10月3日
- e-Gov法令検索(デジタル庁) 医薬品医療機器等法(現行の条文)確認日 2026年10月3日
- e-Gov法令検索(デジタル庁) 医薬品医療機器等法施行規則(現行の条文)確認日 2026年10月3日
編集:Japan Japan !! · 更新日 2026年10月3日